フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

酔いにまかせて

新宿でラジオ局の役員と酒を飲む。
出るのは愚痴ばかり。
私は何だかんだと大き目のプランを主張するのだが、その人は心ここにあらず。
ダウンサイジングモードに入ってしまって抜けきれないようだ。
自分が、そういうモードに入っていることへの自覚も足りない。
フォースのダークサイドに落ちた人間は、自分の力ではもう戻って来れないのかもしれない。
梅田望夫さんの『ウェブ人間論」で、シリコンバレー住人のキーワードは「スターウォーズ」だとあった。
ダークサイドに落ちた人間は救いようがない、そんなことをちょっと思った。
野村さんの「野村ノート」にこういうのがあったので紹介する。
「不満をもっているということは、裏を返せば理想を描いているということでもある。理想と現実が重ならないから不満をいい、ぼやくのである。」
これ、私にもよくわかる。
放送局の悪口、私もそういうたぐいのことを社員の方からよく聞く。
うちの会社はああだこうだ、私はこう思っているけど、そういうことも全然わかっていない。
多分、その人には局としてこうあるべきだという理想があるのだろう。
だったら、もっとその理想を会社にぶつけていけばいいのに、プライドが邪魔して言えないみたいな話だ。
会社は私に頭を下げて教えを乞いに来いといっているのかもしれない。
でも、一社員に対して会社がそんな態度をとるはずもなし。
毎月結構な給与をもらっていて、よくそんな身勝手なことを言うなと思われているのではないだろうか。
そんなに理想に燃えるなら、何故自分の人生をかけて挑戦しようとしないのだろう。
それ以上に自分の中に守るものがあるのだろう。
でも、守っている間は会社に勝つことなどありえないと私は思う。
野村ノートの「おかげさまで」の中で、一番メッセージを受けたのは「自分に都合のいい人は善い人だと誉め、自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す」という部分。
人の善し悪しまで、判断する基準は自分らしい。
お前は神か?
謙虚さというのは、神仏の前で最低限守らないといけないマナーかもしれない。
マナーもないのに、神仏にすがる連中の多いこと。
「借りた傘も雨があがれば邪魔になる」というのも印象的だ。
借りた恩義はどこへ行った。
もういらなくなったからといって、よくそんな冷たい態度がとれるものだ。
ということで、今日も考えることが多い一日だった。
明日はどんな日が来るだろうか。