フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

東京の情報

大阪abc朝日放送の問題も一段落したようだ。
このブログにも、多くの方が訪れられたようだが、何か参考になったのだろうかと少し気になる。
しかし、サンスポに掲載されたこのコメントには唖然だった。


ABCラジオは19日、大阪市福島区の同社で夏の番組改編を発表。1966(昭和41)年の「ヤングリクエスト」以来自社制作していた平日午後10時以降の深夜帯から、金曜の約2時間を除いて“撤退”する。
(中略)
川崎宏ラジオ局長は「若者層が東京の情報を求め、東京のタレントに対する興味を膨らませている傾向にあるため」と説明した。
いくら何でもそれはないよなあ、というのが率直な感想。
言うに事欠いて、大阪の若者が東京の情報を求めているなんて、頭、大丈夫?と思った人は私だけではないだろう。
大阪にも東京の番組が好きな人もいる、今回はそういう層に訴求しようと思ったぐらいならまだ納得できるのだが。
元々、FM大阪NHK-FM聴取率を圧倒していたのは、FM大阪NHKのような全国放送とは違って大阪を中心とした番組制作をしていたからだろうし、その後のFM802FM大阪に勝ったのは、それ以上に大阪での番組制作量を増やしたからに他ならない。
大阪では、ラジオで発信する情報も、そのテクニックを持つDJも自前で調達できるのだ。
クライアントも多いし、広告代理店も東京についで多い。
そんな恵まれた環境にいるのに、何が悲しくて東京の番組をネット受けしないといけないのだろう。
制作費がないなら、それに合わせて番組内容を考えればいいのではと私は思う。
もっと少ない額で、全番組自主制作しているコミュニティFMもあるというのに。