並ぶ人

食博、午前中に来客数25万人を突破。
前回より、若干早かったらしいです。
25万人目に選ばれた夫婦の方を、メインステージに誘導して臨時の表彰式。
でも、選ばれた方は、何かわけわからんという顔で、周りの祝賀ムードに戸惑っておられました。
ま、そうでしょうね。
昼過ぎに入場制限を始めたようで、入場のために並ぶ人が2000人もおられました。
門の中に入るのに30分あまりかかると、ちょっと嫌になるかもしれません。
ところで、私、胸に会期中入門証というのをつけて立っているせいか、よくお客さんに声をかけられます。
6号館はどこでしょうか、今日これからのイベントの中味は？整理券はどこでもらえますか？空いているトイレはないですか？等さまざま。
どれも私の守備範囲ではないので的確な答えを持っていないのですが、他の人に聞けというのも愛想がないので、できるだけ一緒にさがしてあげています。
どうせならと思い、よく聞かれそうなことを事前に取材したり、どこにどういう店が出ているかもできるだけ把握するようにしています。
どうせ、誰かが答えないといけないことですし。
答えられなかったことといえば、多分インドの方だったと思いますが、英語で郵便を出したいのだがポストオフィスはないのかと聞かれたこと。
ちょっと不意を突かれたといいますか、インテックス大阪に郵便局あったかな？ポストなんて需要あるのかなと頭をひねってしまいました。
誰かは知っているでしょうが、残念ながら私は知りませんと英語で答えると、「仕方ないですね。どうもありがとう」と日本語で言ってどこかへ行ってしまわれました。
日本語できるなら、最初からしゃべれ！
ちょっと同情してしまったこと。
お年寄りの夫婦が、玄関前にいた私に声をかけてこられました。
「食博、入るのに2000円もいるのか？何故そんなに高い。そんな価値あるのか？」
今日は人が多いので、色々と大変かもしれませんが、試食できるものも多いのでそれなりの価値はありますよと答えると、「それでも高い、やめて帰ろう」と奥様に声をかけられました。
奥様は、多分食博に行きたかったのでしょう、少し渋っておられましたが、「もういい、帰ろう、帰ろう」と無理やり引っ張って行かれました。
もう少し空いていれば、奥様の加勢をしたかったところですが、入場券売り場も込んでいたし、入場も規制されていたので、私はそれ以上何もいえませんでした。
人生模様、本当に色々なのだと思うしかありません。