フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

図書館・2

図書館が無料貸本屋になっているという指摘が、よくされています。
図書館は、図書資料を保存してあるところで、娯楽をただで供するところではないという方もおられます。
自己反省も含めて言いますと、私もほとんど無料の貸本屋という利用の仕方をしております。
私の好きな作家の小説やエッセイは、予約して自分の順番が来るまで待ちます。
何しろ、ネットで手続きができ、用意ができればメールで知らせてもらえるので、高い金を出してまで買おうとは思わなくなるのです。
図書館の本はいやだという人もおられます。
人の手垢のついた本を毛嫌いする人、ひどい人になると一度消毒してから本を読まれたりするそうです。
そういえば、私の友人にもいました。
古本屋で本を買ってきて、それをいつも水洗いして干していました。
そこまでしないと本が読めないなら、古本屋で買うなよと思いましたが、絶版だから仕方がないなどと言っていました。
ごわごわして膨らんだ本、そんなの私ならかえって読む気がしなくなるのに。
さて、無料貸本屋として図書館を利用している私、これは問題なのでしょうか。
著作権者からすると、文句の一つも言いたくなるかもしれません。
1冊の本をみんなで回し読みされたんじゃ、著作者に利益が還元されないじゃないか。
こんなことをしていたら出版文化は衰退する、やはり拡大再生産される構造がないと誰も本を出版しようという気にならなくなると言う主張ももっともだと思います。
借りてもいいから、1回借りるごとに金を払え、そういう主張をされたりもしておられます。
難しいですね。
町の貸本屋さんにしてもレンタルビデオ屋さんにしても、それなりの著作権料は払うという方向なのですが、図書館はちょっと難題な気もします。
私が図書館から本を借りる時に一々金を払えと言われたら、多分借りないでしょう。
ただだから、借りているというか読んでもいいと思っている。
金をとるなら、わざわざ読まない、そんな感じになるかもしれません。
この考え方、インターネットでも同じですね。
金をとるならいらないよ、他に見るものいくらでもあるし、と思ってしまいます。
はたして、こんな一方的なサービスの受け手であってもいいのか。
皆さんは、どう思われますか?