フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

商業放送としてはありえない

公的な存在としてのコミュニティFMはありえても、商業放送としてはありえない。
昨日、私はそう言い切りました。
コミュニティFMという存在を肯定しても、今の属性には否定的と言ったほうがいいかもしれません。
動物園とか図書館とか会館とか公園とか、その存在は社会にはとても有意義です。
しかし、その費用を消費者に求めるのは無理、そういう業種なのだと思います。
コミュニティFMから直接的に利益を得る人たちから費用を徴収するというのは、経験的に無理だということがコミュニティFM関係者なら既におわかりでしょう。
コミュニティFM局が企業として存在するためには、一般管理費の半分は公的な費用で持ち、残りを広告スポンサーからいただくというのが一番ふさわしいのではと私も思います。
全部をスポンサーから得ようとすれば無理がいきます。
リスナーをつかめるコンテンツを作ることは誰にでもできることではありません。
放送局の経験者でも、それができる人は多くはないというのが私の実感です。
とにかくそういうコンテンツを作る体制をコミュニティFM側に用意しないといけません。
そのために費用がかかるのなら、それは最初の投資額として開局時に集めておくことです。
放送機材を調達するのと同じぐらい、コンテンツを調達することに金を使わないといけないのです。
ミュージックバードや、J-WAVEは、あくまでもフィラー、すなわち穴埋めのための材料にすぎません。
金になるリスナーをつかむためには、どうしてもコミュニティFMが作ったコンテンツでないと難しいのではないでしょうか。
繰り返します。
「公的な存在としてのコミュニティFMはありえても、商業放送としてはありえない。」
図書館でもそうですが、地域住民に使ってもらうためには、本や新聞や雑誌を買わないといけないわけですし、それを管理する要員やノーハウが必要なのです。
コミュニティFMに、それに匹敵する設備や人員が用意されていますか?
それがなければ、お客(リスナー/クライアント)はやってきません。
皆さんのご意見はいかがでしょうか。