フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

出力アップ?

皆さん、情報ありがとうございました。
そうですか、最近総務省関連情報に疎くなっていたので、いつのまにかこんな改正がされようとしているのですね。
私も、この改正、ストレートに出力アップに結びつかないような気がしますね。
改正点を見ると、放送普及計画関連では、「さらに、コミュニティ放送については、空中線電力の値を必要最小限のものとすることにより、できるだけ多くの者に対し放送を行う機会を開放する。」とあります。
電波をもっと効率的に利用しよう、他の地域へのスピルオーバーを押さえようとしているのかもしれません。
それゆえ、かえって出力を低減させる結果を生むことも考えられそうです。
電波法関連の改正点には、20Wを越える出力も認めるとありますが、その条件として、まわりに影響を与えないことという厳しい項目が列挙されています。
少なくとも都会の周辺で20W以上になることはあまり考えられないかもしれません。
今後、テレビのデジタル化により、コミュニティFMにも空いた周波数が割り当てられると思いますが、その時の方針ともからんでくるのでしょう。
しかし、公的な存在としてのコミュニティFMはありえても、商業放送局としてのコミュニティFM、すなわち利益を生み出す構造を持っている放送局としては今のところありえないという事実は変わりません。
儲からないというのがわかっていても、参入する人々は絶えない。
ま、そういう存在は、動物園とか私設図書館とか色々あるので、コミュニティFMの存在もそういうものとして理解できればいいのかもしれませんが。