フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

古巣は今

古巣の話は、あまり積極的に話したいとは思いませんが、最近でちょっと嫌な気分になるのは、キー局の影響力が強まっていることです。
資本関係もないのに何故?というのが本音。
開局の気分をリスナーとして知っている私には、キー局のような放送局には絶対なってほしくないと思う今日この頃。
ノスタルジーと揶揄されようと、かっての古巣への愛着は捨てられません。
コミュニティFMも同じだと思います。
開局した時から、歴史が始まります。
いいこともあれば、悪いこともある。
悪いことばっかりだと嘆いておられる方もおられるでしょうが、例え儲からなくても貴重な人生のひとこまであることには変わりません。
そんなに給料が安いのに何故続けられるのか?
多分、放送局に関わるのが夢だったのだと思います。
その気持、私もよくわかります。
金を稼ごうと思ってラジオ局に入ったのではない、放送の現場にいたくて入ったのだ。
私がリスナーとして楽しませてもらった時間を、新しいリスナーにお返ししたい、今のラジオが疲弊しているのなら、なおさら私の力でもう一度元気にさせたい、きれい事かもしれませんが、そう思われているのではないでしょうか。
現実と夢の乖離には、絶望を感じることもしばしばでしょう。
でも、ラジオは貴方と私の夢なのです、多分、私はそう思います。
疲弊した人々につかの間の癒しを、ラジオに期待することの一つです。