フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

広告費

電通が毎年発表する日本の総広告費、2008年分がアップされたのでをチェックしてみました。
それによると、日本の広告費は6兆6926億円で5年ぶりに減少(前年比4.7%減)だそうで、媒体別では新聞広告費が12.5%減の8276億円と大きく減少。
テレビ広告費も7.6%減の1兆9092億円ということで、こちらも大幅な落ち込み。
ラジオは、7.3%減の1549億円で、長期低落傾向は今年も続いています。
一方、インターネット広告費は前年比16.3%増の6983億円と続伸しており、いわゆるマスコミ四媒体との勢いの差は如何ともしがたいようです。
2009年には初めてインターネット広告費が新聞広告費を上回る可能性があると言われると、テレビがネットの渦に巻き込まれるのも時間の問題かなと思ってしまいます。
新聞がネットの広告費に飲み込まれるのは、新聞業界も薄々わかっていたことでしょう。
実際、各紙ともウェブサイトの強化に力を入れておられますし、それによる売上げも馬鹿にならないところまで来ていると思われます。
昨日発表されたネットレイティングスのインターネット利用動向調査「NetView」では、1位が「毎日.jp」で、2009年1月に947万人のアクセスを集めてトップ。
その後、「MSN産経ニュース」の787万人、産経の「イザ!」の742万人、「YOMIURI ONLINE」、「NIKKEI NET」、「asahi.com」の順だそうです。
新聞紙面の広告費の順位とちょうど逆というのも面白い現象ですね。
コミュニティFMに関しては、2008年は9局が加わって225局になったが、総体的には前年比横ばい、後半になって縮小傾向が顕著になっていると表記されていました。
今年、コミュニティFMにとっても辛い年になりそうですね。
ラジオ業界としてできること、とにかくメディアの特徴をもっとアピールすること、ラジオはブランドだともっと目に見えるようにすること、そして何が何でもネット部門(ウェブサイト部門)を強化することです。
ネット広告にクライアントの目が行くのを今さら止めることはできません。
それにのっかればいいのです。
私の知るところ、ラジオ業界の人はネットの本当の価値を理解していません。
ネットを補完的に捉える時代は過ぎたのです。
今日はとりあえずそれだけを強調しておきます。