フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

杓子定規・4

「クライアントには、無理をしない程度に金の卵を産んでもらえればいいのです。」、これ、零細なクライアントさんを相手にされる方にはぜひ覚えておいて欲しいことです。
ラジオに出稿されるということは、放送で商品を紹介したり、名前を覚えてもらうことで、払った以上の利益を産むという結果を望まれてこそなのです。
零細事業者にとって、広告費は本質的な必要経費ではありません。
言うならば「投資」の一つなのです。
投資する以上、それが利を産んでもらわないと事業そのものが行き詰ります。
金が余っている場合は別です。
どうせ税金に持っていかれるなら、経費として使ってしまえというクライアントもおありでしょう。
ラジオ局に対しても、スポンサーとして優遇してもらえる、接待してもらえるという見返りを期待されているかもしれません。
ラジオにスポットを出しても、そんなに効果はない、でも、その費用を使うことによって放送局とコネを持てることの方がずっとメリットがあるという考え方もおありでしょう。
でも、ラジオ局は、そんなクライアントにおもねっているだけではだめなのです。
あくまで、クライアントが広告費として出稿していただいた以上、放送によってクライアントにその額以上のものをお返ししないといけません。
それこそが、ラジオ局が商業放送として生き続けることができる本質なのです。
拡大再生産が担保できる価格、クライアントに請求すべき金とは、まさにそういった価格なのです。
生CM1本10万円という杓子定規では、広告不況を乗り切れません。
どうすれば、クライアントに広告費以上の利益を還元できるか。
それをラジオ局がどれだけメニューとして持っているかが重要なのです。
利益を還元できなければ、クライアントの出稿は続かない。
そんな当たり前のことがわかっていない営業マンの方も少なくないのです。
コミュニティFMの皆さんはどうでしょうか。
本当に、出稿をいただいたクライアントに、応分の対価をお返しできていますか。
明日もこの続きを。