フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

静かなること・・

放送業界、最近これと言った話を聞かなくなりました。
どこそこが赤字とか、どこそこが大幅に自主制作番組をカットという話は聞きますが、ドラスティックな変化を感じるものではありません。
パラダイム的には、既存メディア広告費は右肩下がり、個別的な局が黒字を計上することはあっても、全体としては縮小傾向であることは明確になってきました。
先ほど、業界紙をみていたのですが、日本テレビが今年放送するプロ野球の巨人戦はどうやら10試合プラスα、他はBSで中継などと書いてありました。
テレビとして、キラーコンテンツはこれから何になるのでしょうか。
サッカーの代表戦も一時期の盛り上がりはありませんし。
ラジオのキラーコンテンツは、これから何があるのか、売上アップに直結するようなものは直ぐには思いつかないのが現状です。
朝のワイドは、まあまあ商売になっても、昼と夜のワイドは番宣枠というところも多いようです。
若い人が商売にならないのでは、それも仕方がないのでしょう。
とにかく、今まであまりなかったようなラジオ・コンテンツが必要になっています。
4月改編話で、私が主張しているのは、まさしくそれです。
クライアントは何を望んでいるのか、それにラジオはどう答えるのか。
企画書をいくら出そうと、活字だけではクライアントのニーズにリーチしません。
リーチするには、どういうアクションが必要なのか。
私は、それをラジオのビジュアル化ではないかと考え、今実践しています。
今日は、ある協会に、私の考えを説明してまいりました。
反応は概ね良好、難しい言葉、専門的な言葉はわからなくとも、マインドは伝わったと理解しています。
ラジオ業界が、クライアントに伝えきれていないことはまだまだあります。
何しろ、今までラジオを説明してきたのは広告代理店だったからです。
広告代理店にとっては、ラジオはワンノブゼムにすぎません。
説明といっても、通り一辺倒。
でも、ラジオの実態をビジュアル化し、生の声をクライアントに語れるのはラジオ局の人間のみです。
それを今までさぼってきたのではないか、広告代理店に営業を委ねてきただけなのではないかと私は思います。
ラジオを語れるのは、ラジオマンのみ。
コミュニティFMを語れるのは、それで言えばコミュニティFMのスタッフのみではないでしょうか。
だからコミュニティFMは、他者に頼るのではなく、自分達をどう使えば、どんな結果が生まれるかを自分達でビジュアル化する努力をしないといけないのではないかと思うのです。
皆さんは、日々どんな努力をしているのか、またお知らせいただければ幸いです。


なお、明日土曜日は休養のため、更新を休みます。ご了承ください。