フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ワンポイント軽口・2

昨日話題に出した映画、見事に酷かったです。
テレビのCMを見て、これは見ておかないとと思ったのですが、何ですかあれは。
四畳半のスペースオペラといいますか、あんな壮大な問題を馬鹿みたいなセットの中だけで片付けるなよと心底あきれてしまいました。
CGという技術が生んだ、見事な駄作といいましょうか。
CGを駆使する映画って、論理的に杜撰なものが多いですね。
スター・ウォーズなんか、CGをあまり使っていない作品の方が、圧倒的に面白い。
画面に工夫があると言うのでしょうか、見るものを納得させるのです。
CGは、早い話アニメを見るようなものですから、実物との違和感がぬぐえません。
本当のCG技術というのは、本物かCGかわからないというレベルまで行ってこそ成功といえるのではないでしょうか。
アニメとの合成映画、皆さん素朴に見ること出来ないでしょう、それと同じです。
金返せ!


CMを見て、きっと面白いと思って中に入ったら、ものの見事に騙された、それと同じようなことがだいぶ昔からあったというのは落語の世界からもよくわかります。
上方落語の「東の旅〜軽業」の見世物小屋の段、表で「一間の大イタチだ、山からとれとれ、そばに寄れば危ない」と客を呼んでいる。どんなに大きなイタチかと思って中に入ると、そこには一間(180cm)の大きな板に血がついていたのが置いてあるだけ。板に血がついているからイタチ?山からとれとれは?そういうのは海からとれん。そばに寄れば危ないは?倒れてきたら危ない・・・。
あほらしくて怒る気になれん・・ま、それが今の私の心境でしょうか。


一見面白そうに見えて、実は面白いのはその場面だけという予告編をテレビでよく見ます。
昨今は、CM需要が落ち込んでいて、テレビは番宣がやたら目だちます。
テレビは無料だから、まだ面白くなくても許せるような気がしますが、でも、それで客が二度と見なくなったりするとテレビ関係者はきっと困るでしょうね。
映画だと、羊頭狗肉でも直ぐには悪影響をそれほど与えないでしょうが、テレビとなるとどうなんでしょうね。
テレビ局って、何かでちょっとイメージが悪くなると、視聴率がどんどん悪くなるというか、視聴者から見放される結果になるようです。
一時期、プロ野球を読売のオーナーが自分の私物のように扱って、読売巨人軍に悪いイメージを与えてからというもの、今まで視聴率ナンバーワンだった日本テレビまでが一緒になって数字を落としていったのは、記憶に新しいところです。
今は、フジテレビやTBSが少し勢いを落とし、何かと問題になるテレビ朝日がその分レーティングを上げているという結果が生まれています。
ついでにNHKがGHの視聴率トップなんていう現象も目立つようになりました。
やはり、番宣と中味の一致度がNHKは高いということなのでしょうか。
ラジオの番宣はどうかというと、さて・・・。
TBSラジオの番宣は、まあまあ期待させてくれたりしますけどね。