フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオの効用

ある食品メーカーの人が言っていたことに「なるほど」と納得してしまいました。
「新製品を出した時、TVで広告を打つといきなり需要が発生する。そのために事前に商品を余分に用意しておかないといけない。しかも、この需要が一過性であることは、納豆騒動の時の商品不足、その後の過剰生産という事態を見てもよくわかる。安定した需要を得ようと思えばTVはオーバースペックになる。ラジオは、その点、CMをスタートしても、すぐには大きな需要には結びつかない。しかし、その後継続してスポットを打ちつづければ、ゆるやかに消費量がアップしていき、生産体制がとりやすい。しかも、この需要は長続きする。それゆえ、商品によってはラジオに向いているものも多く、そういう位置付けでラジオスポットを利用させてもらっている。」
確かに大量生産、大量消費という商品にはTVは瞬発性もあり、効果的なメディアといえる気がします。
しかし、多様性が重要視される現在では、そんなに商品をストックしないということも多く、ラジオ的な情報の広がりで十分なものが増えているようです。
一挙に1万個売れても、商品の生産が追いつかない。
しかも、そういう商品は、あっという間に話題性を失い、下手をすると在庫だらけになったりする。
ならば、売れる量は100個であっても、継続して売れ続けた方が商品の生産計画は立てやすいということになる。
ラジオは、テレビに比べて圧倒的に広告代が安い。
今の時代、ラジオはもっと評価されてもいいのではないか。
などと書くと、ラジオ関係者の方は、ちょっとニンマリされるかもしれませんね。
テレビは劇薬、ラジオは漢方薬、なんて比喩もよく聞きます。
身体にやさしいのは、専らラジオですよ、皆さん。
ただ、コミュニティFMもそうですが、皆さんラジオの効用を語るのが下手すぎます。
大体、ものは言いようなのですから、セールス・トークに新鮮さがなければ、ラジオなんかオールド・メディアだの一言で相手にされなくなるのは自明でしょう。
そんなトークのテクニック、皆さんお持ちですか?
明日から、そういうちょっと新鮮な、ラジオのセールス・トークについて書いてみましょうかね。