フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

赤字!

大阪のテレビ局の上半期決算が軒並み赤字という記事には驚いた。
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200812030051.html
スポット収入が大幅減であることは聞いていたが、収益が赤字になるまで落ち込んでいるとは思わなかった。
多分通期では意地でも黒字にするはずだから、下半期のテレビ局がどんな政策を打ち出すかは明らかだろう。
最優先は制作費のカット、ひょっとしたら1億円近くカットする局も出てくるかもしれない。
自主制作番組の打ち切り、または短縮とか再放送の多用とか。
大阪の制作会社に一番しわ寄せが行くはずだから、こちらの社員が賃金カットされたり整理されたりするかもしれない。
そういえば、日本テレビがみのさんの番組を終了させるなんて話もあった。
数字がとれても、スポットが売れなければ結局意味がないのだ。
ラジオ業界なんかもっと顕著だ。
TBSラジオも、「ありがとうございます、今回もナンバーワンでした!」なんて言っているが、それが売上にあまり結びついていない。
高い金使って年に6回聴取率調査をやっても、その数字が金に変わらないようではやる意味がない。
そろそろやめようかなんて話も出ているのではないか。
あくまで部外者の意見ではあるが、そろそろ聴取率調査のやり方も変えたほうがいいのではないか。
営業に繋がらない調査なんか、金の無駄使いにしか見えないのだが。
年に2回でいいのでは。
元々広告業界からの要望で回数を増やしたのではなかったか。
ラジオを聞いているか聞いていないかは、日々の反応を見ればわかるだろう。
もっとレスポンス広告的なものを増やせば、それが自局のパワーを測る指標になるはずだし。
毎日、何のためにラジオショッピングを流しているのかと思ってしまうのだ。
長いスパンで見れば、テレビやラジオ(新聞もそうだが)の広告量は確実に減ると予測されている。
減った分をどうするか、その答が今各局に問われているのだ。
ただ放送局というのは、基本的に株の流通性がない。
株主から、配当圧力もそれほどなければ、新しいビジネスモデルを早急に作れという圧力もない。
ただクラゲのように、放送の海にただようだけ・・。
そんなクラゲがデジタルを語っても空しいだけではないかと思ったりする。
そういえば、DRPからFM東京とFM大阪が会費未納で訴えられたらしい。
何か、世も末ですね、全く。