フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

芦のまろやに 秋風ぞ吹く

秋風というより、木枯らし吹き付けるラジオ業界のようです。
師走、どうやって年末の費用を捻出するか、悩んでいる経営者の方も多いと聞きます。
私は、とりあえず今年は新たな資金繰りを考えなくて済む年の暮れとなりそうですが、支払いができるかどうか危うい中、頭を痛めている人の気持はとてもよくわかるのです。
銀行が金を貸すのは、支払に困っている人ではありません。
支払に困るような人に、金を貸すほど銀行は余裕がないのです、多分社内の力学として。
世の中、サブプライムローン問題が世界的相場を思い切り下に引き下げた為、金を貸すというパラダイムが完全に引っ込んでしまったのだと思います。
知人が、先日ある銀行から融資する話を持ち込まれたのだそうですが、それも1次補正の政府保証が条件だったようです。
今の中小企業、零細企業を活性化させるためには、小渕内閣がやった無原則的な保証で銀行に金を貸ささせる政策が必要ではないかと思ったりします。
それも2010年ぐらいまで受け付けるとかで。
銀行救済のために、あれだけ国の資金を注ぎ込んだのです。
余計なばらまきはやめて、世の中に金が一番循環させる方法をとるべきでしょう。
大動脈に金をどんと流し込む、今の給付金なんか毛細血管にちょろちょろ金を入れているだけで、それがどこに流れるのかさっぱり見えないみたいな印象しかありません。
ま、そのぐらいの政策を打つというのなら、私も2000万ほど金を貸してもらおうという気になるのですが。
現状で、そんな金を借りたら、後の強権的な貸し剥がしが恐ろしいですからね。
コミュニティFM、三セク経営のところが多いので、金を借りてまで云々という気分でしょうが、これが純民間だと、色々お悩みの経営者もおられるでしょう。
今までまとまって出稿していただいたクライアントが、来年から宣伝費を大幅に減らす、できればしばらく中断したいなんて言われたら、どうされます、皆さん。
そんな不安、ないですか、私なんかヒシヒシと感じています、本当に来年はどうなるのかって。
コミュニティFMといえど、「芦のまろや」というほど、みすぼらしくはないかもしれませんが、確実に秋風が忍び寄っていることは否めないと思う今日この頃です。