フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMを売ろう!・本編11

コミュニティFMをコンビ二風に売ろう!
別に確信的ににそう言っているつもりじゃないのですが、一つの仮定としてそう考えてみましょう。
コンビ二の良さというのは、私は第一印象だと思います。
ぱっと見て、明るいしカラーリングもおしゃれだし、極めて機能的に映ります。
いわゆるデザイン的に優れていると思うのです、根本的な作り方も含めて。
ブランディングに成功しているといえるのかもしれません。
ユーザーは、圧倒的にブランド志向を持っているのですから、コンビ二の持つブランド力は十分評価に値するでしょう。
ただ、コンビ二すべてがブランド力を持っているわけではありません。
時々、あまり名前を聞かないコンビ二に出会ったりすると、大丈夫かここ?と思いながら店に入ったこともあるのではないでしょうか。
ある人はフランチャイズ系ショップのブランド力のすごさをこう語っておられました。
「自分が、全く来たことがない町、例えば外国の全く言葉が通じないところへ旅行していたとして、食事をしたいと思ったとき、そこに例えばマクドナルドがあれば、安心して店の中に入るでしょう。言葉が通じなくても、何とか食事はできるだろうと思うはずです。つまり、マクドナルドというブランドにより、そこに出されるものは見当がつきますし、値段も味も量も自分の知っているマクドナルドとあまり違いはないと信じられることでしょう。つまりこれがブランドなのです。質、量、価格、それらに対する信頼感、それがブランドの本質なのです。」
なるほどと思いました。
結局、供給者側からすると、作るものにムラがあってはいけない、均質化、均等化、価格の維持が必要ということなのでしょう。
となると、コミュニティFMをコンビ二風に売るためには、番組全体を均質化、均等化させないといけない、それによって、その局のブランドデザインを創出させることが期待されることになります。
例えばJFNというFMネットワークを考えましょう。
JFNに加盟している局は、基幹地区とローカル地区では若干違いますが、どこもJFNというブランドを利用しています。
JFNが(というかTFMがといった方が正確かも)持つイメージ、それがブランドとなってユーザーに安心感を与えるわけです。
コミュニティFMJ-WAVEを再送信される局は、ある意味うまくJ-WAVEブランドに乗っかっていると言えるのではないでしょうか。
この項、明日も続きます。