フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMを売ろう!本編・9

昨日の最後に、一番売れない編成は、とにかく何でも置いてある「よろず屋」放送局ではないか。本当は、よろず屋ではなく「コンビ二」放送局ならいいのかもしれません、と書きました。
このあたりは、かって2007-03-14で「脱よろず屋」と題して、論議しています。
(実際は、2007-03-12から議論を始めていますので、そちらもご覧下さい。)
またコンビ二に関しては2008-06-14「おいしいラジオ・2」というタイトルで、軽く触れています。
皆さんからのコメントを見ていると、私の考え方はあまり評判はよくありませんでした。
ただ、私にはXY値云々というのが前提にあるので、それをその時に持ち出さなかったということも理由だったかもしれません。
後者から少し引用してみます。


コミュニティFMが例えばコンビ二のようなものなら、それで十分なのかもしれない。
商品は本部から運ばれてくる。
言われたとおりに並べて、余計なこと(勝手な付加価値)をしない。
ローカル色を可能な限り出すな、そんなのことをしたら田舎のよろず屋になる。
多分、このあたりのノーハウは、そういったフランチャイズチェーンの本部なら当然のように持っているだろう。
コミュニティFMも、本当はそういう本部があって、こういう風にしないと客は商品を買ってくれないよと指導するのがいいのかもしれないが、それはないものねだりでしかないだろう。
これは、2007-03-13のとおりすがりさんのコメントにもあったと思いますが、アメリカのクリアチャンネルそのものですね。
最低の品揃えで、最高の効果を生み出す、それがコンビ二方式と言えるでしょう。
残念ながら、日本のコミュニティFMは下手をすると「よろず屋」的発想から抜け出ていないのではないか、それを私は指摘しているというわけです。
アメリカの大都市にラジオ局が何故に100以上も存在できるのか、結局それはコンビ二が100以上存在できるのと同じような理由からではないでしょうか。
などというと、少し誤解をうむかもしれませんね。
今日は時間があまりないので、もう少し緻密な話を明日したいと思います。