フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMを売ろう!・本編8

私の主張を少しまとめます。
コミュニティFMを売るには、闇雲にリスナーをつかもうと思ってもだめです。
X値なんか明らかに限界があります、それよりも少ないリスナーでいいから聴取時間(Y値)を稼いで相対的にXY値を上げましょう。
そのための例として、ミュージックバードのクラシックチャンネルの話をしました。
ただ、バードのクラシックチャンネルを一日流しているだけでも、クラシックファンは聞くでしょう。
J−POPとか洋楽とかは、他のラジオでもやっているわけですから、聴取時間(Y値)を稼ぐには不適当です。
他に何があるかというと、声優さんが一日出る番組とかアニメ系の情報番組とか。
文化放送デジタルラジオ「超!A&G」(9302ch)を再送信できるなら、おすすめするのですが。
後、既にコミュニティFMの何局かが採用されている演歌中心の編成にするのもいいかもしれません。
一番いいのは、編成責任者の趣味に合わせた選曲をすることなのですが、そこまで音楽にこだわりを持っておられる方がどれだけおられることでしょうか。
エフエム江戸川の責任者の方は私も驚くほどの音楽マニアで、クラシックを中心に無類のコレクションをお持ちなのですが、それをメインにはされておられないようです。
普段はどうしても、J-POPやポピュラーミュージックを流さざるを得ないみたいなのですが、思い切ってコレクション重視の編成に変えたらどうなのかなと思わないでもありません。
私の率直な感想なのですが、本当にもったいなくて・・・。
すみません、余計なお世話でした。
しかし、日本の放送局、何か総合放送局の呪縛にとらわれているのではとよく思います。
ラジオNIKKEI(旧日本短波放送)とかNHK第二放送とか、X値は確かに小さいですが、固定的なリスナーは確実についているのはご存知の通りです。
有線放送やスターデジオのように、一つのジャンルだけでコミュニティFMをやるのはやりすぎだと思いますが、例えば、音楽的にとんがったリスナー層をメインに置くとか、セレブ的なサウンド以外はかけないとか、色々と独自のカラーを打ち出せる要素というのはあると思います。
一番売れない編成は、とにかく何でも置いてある「よろず屋」放送局ではないかと。
本当は、よろず屋ではなく「コンビ二」放送局ならいいのかもしれません。
その話はまた明日。