フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMを売ろう!・本編6

永六輔さんを聞きながら書くと言ったのに、すでに久米宏さんの番組に変わっています。
何故かタイピングミスを多発中、まさかアル中なんてことが・・・。
与太話はそれぐらいにして。


リスナーABCさんの「FMは若者が中心に聴くものという固定概念にも騙されなかった‥」というコメントに私は何度も頷いてしまいました。
そうなんですよね、勝手にコミュニティFMはこういう人が聞くものだと決め付けている方が多いのです。
多分、自分の経験則からそう言われているのでしょう。
自分が若い頃、FMをよく聞いた。
できれば、自分も放送をする側に立ちたいと思った。
そして、コミュニティFMを始めたとき、あの時の私に向かって放送したいという願望が満たされたのだと思います。
自分のやりたいことがやれたのだから、それでいいじゃないですか、というのは酷でしょうか。
思うようにやれば儲かるのだと、まさか信じておられたわけじゃないでしょう。
ここにはXYP値など立ち入る余地もありません。
やりたいようにやっても、自分がコミュニティFMをハンドリングすれば、何とかなるはずだという楽観論、皆さん口には出されませんが、身体の隅々からにじみ出ていると思ったことも何度かありました。
とにかく、裏づけのない経験則は忘れた方がいいと思います。
多くの人に聞いてもらうというのは放送の建前であり、大事なことは放送を維持できるだけの売り上げを確保するということです。
試しに私の言う、Y値を上げるということに注力されてみませんか。
そのために、まずX値とY値をどれだけに設定するかです。
例えば、X値を1000人としましょう。
その方々は基本的にラジオのチャンネルを固定化すると仮定しましょう。
後は、どれだけスイッチを入れてもらえるかです。
その人がラジオが聞けない状態にある時は潔くあきらめましょう。
だから、他の層をターゲットになどと考えるのはやめるのです。
あくまで、その人に徹した放送をする。
その人というのは、あくまでサンプリング像です。
で、一日2時間か3時間でも聞いてもらえれば、XY値は1000×2〜3時間です。
後は、それをどれだけの値段で買ってもらうかということになります。
コミュニティFMは、そういった数字をもっとこまめに積み上げることができるのではないか、私はそう思っています。
また、その計算ができないようでは、コミュニティFMを立ち上げるのは危険ではないかと思うのです。


さて、今日はミュージックディレクターの話を書くといいましたが、都合で明日に書きます。
皆さんのご感想など、あればよろしくです。