フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMを売ろう!・6

コミュニティFMの売上というのは、基本的には電波(時間)をお金に換えるという作業の結果です。
じゃあ、その電波がどれだけ金に換わるかということですが、そのための必要条件があります。
それは、その電波を利用している(放送を聞いている)人がいるということです。
つまり、放送の商品価値というのは、聴取人口の総和と相関するいうことになります。
X人(聴取人口)× Y時間(聴取時間)が、商品価値ということになるわけです。
つまり、売上はXY × P(単位円)ですね。
P値は、その時々の相場といいますか、ラジオ総体に対する社会的価値に左右されますので、とりあえずこれを各局で何とかしようと思ってもどうしようもありません。
民放連の音声部会とかJCBAとかが、総体としてのラジオ価値を上げるしか方法はないでしょう。
となると、各局の努力で何とかなるのは、XY値の方です。
まず、X値、聴取人口です。
サービスエリアに住む人口が少なければ、それだけディスアドバンテージですが、大都市のコミュニティFMのように、他によりメジャーなラジオ局があれば、いくらサービスエリアに人口が多くてもX値は増えません。
むしろ、地方の中堅都市のほうが、結果的にX値が高いということはよく見られることです。
そしてY値、聴取時間ですが、これは例えX値が小さくても、その人がヘビーリスナーであれば結果的にはXY値は大きくなります。
ま、普通はX値もY値もほどほどがいいと大抵の人は考えますから、コミュニティFMの経営者も多分中庸あたりを狙って今の放送をされていることでしょう。
ただ、経営をされる方は、少しだけでもこの商品価値=XY値という考え方を頭の片隅に持っておいてください。
地域のクライアントの方への説得材料になるかもしれませんから。
で、これだけは確かなのですが、XもYも中庸でいいという考え方では、コミュニティFMは経営が成り立たないということは自覚しておいてほしいと思います。
つまり、今、ほとんどのコミュニティFMがやっている経営の仕方では、XYP値は支出を越えることが難しいということです。
じゃ、どうするか、Pは自分のところではどうしようもないとなると、X値を上げることに力を入れるか、それともY値に全力をあげるかです。
さて、その方法は?
ま、騙されたと思って、これからの私の妄想にお付き合いください。


日曜日の明日は、久しぶりに全休をとりますのでブログの書き込みはありません。
また月曜日に。