フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMを売ろう!・5

さて、ストックの話の落し前がついていないではないかという声に答えて、ひとことだけ。
ストック技術の進歩といっても、それはデジタル化が前提でして、放送がアナログである以上、放送自体をデータベースに即しようと思っても、ただ労多くして功少ないだけのような気がします。
早い話、アナログ放送で金に置き換わるのは、当面フロー系がメインというのは否定できません。
で、コミュニティFMを売ろうという話には、そのまま使えないのでこの話はしばらくお休み。
放送をフロー・コンテンツに限定して、コミュニティFMを売ることにしましょうか。


さて、先日コミュニティFMに詳しい方と少し話をしました。
で、その方の話では、コミュニティFMは単体で売るよりも、何かとセットで売った方がいいということでした。
極端に言えば、コミュニティFMがおまけでもいいのだそうです。
例えば、銀行や信金・信組・JPなどが母体のコミュニティFMは、預金を獲得するついでにスポットを売るのも有効だろうとのこと。
利子がスポット10本分、なんてのもいいかもしれません。
営業は、コミュニティFMの社員がやるわけではありません。
あくまで、母体の従業員が預金や融資の獲得のついでにやるのです。
その人の話では、横須賀のコミュニティFMはそこそこ成功しているということでした。
コミュニティペーパーを発行しているところは、ついでにコミュニティFMのスポットもセット販売するということもあるでしょう。
どうせ、スポット枠は空いているのです。
サービスとして、ただでCMを流してあげてもいいではないですか。
多分、今のような商売のやり方は、広域局のやり方を参考にしたからでしょう。
また、行政府の方も、イメージとして放送局を中心としたビジネスと固定的に考えすぎているのではと思わないでもないのです。
コミュニティFMも放送でビジネスを成り立たせるのが原則だ、別のビジネスの余剰金でコミュニティFMをやるというのは趣旨に反すると言いかねません。
つまり商業放送として、何とか経営しろと言うのだと思います。
しかし、本当にそんなことできるのでしょうか。
コミュニティFMって、どう考えても儲けることができるビジネスにはならないでしょう・・・。
そういうことで、この続きはまた明日。