フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

マルチメディア放送・補足(続き)

携帯電話陣営のKDDISoftbankの動向について書いたので、docomoのことにも触れておきたいと思います。
同じitmedia7/29の記事をごらんください。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0807/29/news012.html
そこでは、こう書かれています。


 2011年に停波するアナログテレビの空き周波数帯を巡り、次世代マルチメディア放送の2つの有力規格、MediaFLOとISDB-Tmmがアピール合戦を繰り広げている。
日本のケータイキャリアは、KDDIソフトバンクがMedia FLOに関する技術調査や同技術を用いたサービスを検討する企画会社を設立し、ドコモがフジテレビ、ニッポン放送スカイパーフェクト・コミュニケーションズ伊藤忠商事らとISDB-Tmm方式による携帯向けマルチメディア放送を推進する企画会社を立ち上げるなど、支持は二分している。
V-highについては、おそらくこういった携帯電話陣営が中核になった事業体にハードの認可を下ろすと思うのですが、その方式はまだ決まっていません。
ひょっとしたら2つの方式どちらにも電波を割りあてて、共存させるのかもしれません。
私としては、今の電波行政、それほど確固とした方針を持っているように思えないので、まだまだ紆余曲折があるような気もします。
電波を割り当てても、ビジネスとして成り立たないのなら、権威はますます地に落ちますからね。
docomoの記事を読んでいて思うのは、マルチメディア放送と言っても極めて通信に近いサービスだなということです。
かってdocomoi-modeという方式を開発し、それが携帯電話の普及に大いに貢献しました。
今回も、第二のi-modeのようなものを開発し、それをソフト事業者に提供して、マルチメディア放送というビジネスを作り出そうとしているのではないかと思えないでもありません。
かってのi-modeに公式サイト以外に、非公式サイトが次々に生まれ、ビジネスを作り出しました。
つまりは、新しいマルチメディア放送にも、公式放送事業者だけでなく、こういった非公式放送業者も勝手連的に生み出す、それが又新しいビジネスを生むのではと考えているのではないかと思うのですが、少し穿ちすぎかもしれません。
ま、そういうわけで、V-Lowは従来の放送を背景としたサービス、V-highは、従来の通信に近いサービスが主になるのではと思う次第です。
さて、実際にどうなるか、興味のあるところではありますが。