フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

マルチメディア放送・補足他

リスナーABCさんの「LLC的なデジタルラジオはVHFローでTFM・携帯電話のマルチメディア放送はVHFハイで両方式とも認可される、という意味では‥」というコメントに、どなたか回答をされるのかと思っていましたが、今のところ書き込みがないようなので、少しだけ。
VHFハイに関しては、今のところ携帯電話陣営に電波割当がなされるのではないかと言われているようです。
で、V-Highで有力なのが、メディアフロー方式。
9/12のitmediaに、このメディアフローの試験放送が島根のユビキタス特区で行われるという記事がありました。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0809/12/news036.html


今回の島根ユビキタスプロジェクトにおいて目玉となるのが、屋外では日本初となるMediaFLO試験放送だ。MediaFLOは米Qualcommが開発したモバイル機器向けのマルチメディア放送方式であり、日本ですでに普及している「ワンセグ(ISDB-T)」よりも、高い映像品質を実現し、柔軟なサービス開発が行えることが特長だ。


島根ユビキタスプロジェクトでは、このMediaFLOをUHF帯(767MHz/62チャンネル)で運用。島根大学内とテクノアーク島根の2カ所に送信局を設置し、島根大学を中心とした松江市の中心エリアをカバーする。クアルコム ジャパンと島根大学では、島根ユビキタスプロジェクトを通じて、約3年をかけて、UHF帯におけるMediaFLO電波伝搬実験を実施。プロジェクト全体を支えるインフラとして機能しながら、技術的な改良や改善も行っていく。
本来メディアフローはUHF帯使用で開発されたということで、VHF帯では受信の部分で改良が必要なのだと聞いています。
そのあたり、今回の試験放送がUHF帯であるために、V-High利用に即直結するわけではありませんが、ある程度の方向性が見えてきた現在では、何らかの方策が講じられることになるのでしょう。
ついでにいうと、沖縄のユビキタス特区でもメディアフローの実験が行われるそうです。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0808/27/news084.html

 KDDIクアルコムジャパンの共同出資会社、メディアフロージャパン企画は8月27日、沖縄県那覇市豊見城市ユビキタス特区でMediaFLOサービスの実証実験を行うための実験局免許を取得したと発表した。
 実験試験局を豊見城市に設置し、9月下旬から試験電波の送信を開始する予定で、11月下旬の開局を目指す。試験では11月下旬から第I期試験としてVHF帯伝搬特性とMediaFLOの品質評価を行い、2009年秋をめどに第II期試験としてサービスやコンテンツなどの実証実験を行う。


MediaFLOは、米Qualcommが開発した携帯端末向けマルチメディア放送用プラットフォームで、周波数の利用効率が高く、リアルタイム放送に加え、コンテンツを自動受信して蓄積するクリップキャスト配信に対応するなどの特徴を備える。日本ではメディアフロージャパンのほか、ソフトバンクの子会社、モバイルメディア企画がサービスの実現に向けた検討を進めている。
KDDIau)やソフトバンクが、V-Highでのビジネスを考えていることは確かなようです。
こういう記事を見る限りでは、TFMがからんでいるようには見えないので、今のところTFMはV-Lowの獲得に全力をあげているのではないでしょうか。
もちろん、運用が始まれば、携帯電話業界との関係は別の形で続けるとは思いますが。
より詳しい情報をお持ちの方、またコメントなどいただければ幸いです。