フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

マルチメディア放送を考える・2

皆さんのコメントありがとうございます。
チャット状態とれいぱぱさんがご指摘されていますが、皆さんのデジタルラジオ観がよくわかって参考になります。
ところで、私は昨日第一の疑問として、本当に携帯でラジオを聞くという生活スタイルが一般化するだろうかというのを上げました。
コンテンツをダウンロードして、自分で所有するというのは既にビジネスとして成立しています。
そのダウンロードの形態とラジオがマッチングするかというのが次の課題になるのだと思いますが、ラジオ放送がある程度のリアルタイムの時間を必要とする以上、放送を聞く=ダウンロードという形にはならないのではと思うわけです。
壁は、ラジオ放送=タダという固定観念でしょう。
金のかかるラジオを携帯で聞くかということになりますが、コンテンツが携帯というメディアに相応しいものであれば、ビジネスとしてはありかもしれません。
多分、それはビートルズの音楽ではない、とひとまずここでは言っておきます。
本音を言えば、私は放送マンとして恥ずべきことかもしれませんが、何も思いつきません。
それは、今私たちが考えているような「ラジオ」というものではきっとないのでしょう。
デジタルラジオは有望ですかと問われれば、わかりませんとしか答えられませんというのが実情です。
ただ、TFMの主宰するフォーラムでまだ商売になるかなと思ったのが、更新系のビジネスでした。
例えば、カーナビの地図を最新のものに更新する、今までDVDをデリバリーしていたのを、放送を通じてダウンロードするというものです。
ラジオを聞いているだけで、地図が最新のものになるというのは、まあ便利ではないかと思いました。
それに、画面に出ている地域の最新情報を、別に付加していくことができれば、それも又別の商売になるかもしれません。
要は、そのためにユーザーがどれだけの金額を払わないといけないかでしょう。
広告付きだと更新料タダというのであれば、ユーザーは喜んでこのシステムを受け入れるでしょうが。
とにかく何らかのソフトが放送を聞くだけで自動的に更新されたり、自分のお気にいりの映像や音楽などがラジオ放送とは別に、勝手にダウンロードできれば、それはそれで楽しいかなと思いますが。
しかし、じゃあそれって地上波デジタルラジオでしかできないことなの?と聞かれると、いえ別に他にもいくらでも同じサービスはできますけどね、と言わざるをえなくなります。
ラジオ=タダ、この構造を保持しながら、ダウンロードビジネスを展開する、とりあえずこの延長上に何ができるか、お考えになるのもいいかもしれません。