フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMも使いよう

先日、あるプロモーション会社の方と出会いました。
その方はマスコミを対象にしたプロモーションを引き受けておられるのですが、経験談を聞いているうちに、最近重宝しているものがあるのですと言われてある雑誌をカバンの中から出されました。
それは、三才ブックスが出している「ラジオ番組表」でした。
ご承知のように、「AM・FM局・たんぱラジオ全104局の最新タイムテーブルを一挙に掲載。ラジオファン必携の一冊」と言われている雑誌です。
「最近、この雑誌のこの欄がとても参考になっています。」と言って、広げられたのが「コミュニティFM一覧表」。
各局に電話して、色んなプロモーションをお願いするのです。
これだけ局があると、どこかは私の提案に乗ってくれます。
それで、この局はこういうジャンルのものには協力的、ここは官僚的にしか対応してくれないとか、一つ一つ分類して、それをクライアントに提示するということをやっています。
意外と反応あるんですよ、本当にとその方。
確かに、コミュニティFMをプロモーションの出口としてとらえ、属性をまとめて活用しておられる方はあまりおられないのは確かです。
大きなビジネスにはならないが、私のところしかできない作業ということで、差別化がはかれているんですよ、馬鹿になりませんとのこと。
でもね、コミュニティFMといっても色々ですよ。
電話したら、とにかく金よこせ、金を貰わない限り話にはのりませんと頭から言われるところもあるんです。
そりゃ、何らかの反応があるとわかれば、クライアントから予算をとることも可能ですよ。
だけど、申し訳ないけど、どれだけの媒体力があるかわからないのですから、最初から金よこせと言われても困るんですよ。
一緒にやろうという気持があれば、もっと話のしかたもあると思うんですけどね。
WIN-WINの関係というんですか、お互い金になることが一番大事なので、コミュニティFMだけが金になればいいというのでは、協力しようがないんですよ。


コミュニティFMの局の方の中には、反論されたい方もおられるでしょう。
ただ、このプロモーション会社の方は、コミュニティFMの価値を評価されているのは事実だと思います。
コミュニティFMがもっと私たちに協力してもらえるなら、お互いに利益は上がると思うのですが、というのがこの方の考え方なのです。
今後も、こういう話は増えていくかもしれません。
それにコミュニティFMがどう対応されるのか、ちょっと注目してみたいところです。