フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

『エフエム九州』経営破たん

全国初の県域ラジオの経営破たんという見出しで、今日の東京新聞にクロスFMの記事が出ていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2008052402000113.html
事情を知るものは、行き詰まるのは時間の問題と思っていたようだ。
記事には、原因を次のように書いている。
「痛かったのは広告収入の不振だ。ラジオの広告費はテレビや新聞に大きく離されている。「AM局は、まだ地元企業とのパイプがあるが、FM局は希薄だ。まして七〇年に開局したエフエム福岡に比べると、エフエム九州は歴史が浅い」とラジオ業界関係者。」
広告収入の不振は、別にクロスFMだけの問題ではないのにと私は思う。
ひとことで言って、FMの県域第二局(つまりはJFN系列以外の局)は、東京、大阪、名古屋地区以外だと経営が難しいということではないか。
北海道のFMノースウェイブも経営は楽ではないだろうし、新潟のFMPORTなどどうしているのかといつも心配している。
InterFMとかFMcocoloなどの外国語FM放送もまたしかり。
ラジオ放送なのだから、事業規模を縮小すれば何とかなるような気もするが、発展する要素があまりないのが気になるところだ。
デジタルラジオなんか、夢のまた夢かもしれない。
TFMの強気な方針の根拠はどこにあるのだろう。


東京新聞の本紙には、ウェブサイトにはない、旧社長と新社長の2ショットの写真があった。
旧社長はぶぜんとしていたが、新社長はなかなかチャーミングな表情でカメラ目線を送っていた。
30人のスタッフともども、何とか再建できることを祈念したい。