フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

マイカル本牧

今日のTBSラジオ「アクセス」のテーマは、「秋葉原歩行者天国ではコスプレやバンドなど路上パフォーマンスを排除する動き、あなたは規制に賛成・反対」というものだった。
あるリスナーの方が指摘したことに私も納得した。
テレビは、自分達の都合のいい映像ばかりを撮り、それをヘビーローテーションで流す。
過激なパフォーマンスなんて一部にすぎないのに、テレビでそれを煽り、その煽りを受けてそれ目当ての連中がやってくる。
そのあげく、ほら秋葉原はこんなとんでもない街だというイメージをばらまき、結果的に本来の秋葉原の文化を破壊する。
無自覚としか思えないテレビ業界。
頭を下げる絵をバチバチバチと撮る。
涙を流した絵をバチバチバチと撮る。
そうだ、最初から撮るショットを決めているのだ。
秋葉原に行っても、自分達のシナリオに沿った絵しか撮らない。
それも数字のため?話題作りのため?
最後に一言、私はTBSテレビ「ブロードキャスター〜お父さんのワイドショー講座」に出てくる「ベスト3の発表、でもその前に・・」のプロモーションのための業界話が大嫌いである。(ま、大人の事情と言えば、それまでだが)


今日は、取材を兼ねて横浜のマイカ本牧に行ってきた。
私が東京で勤めるようになった平成元年の頃に建設がはじまり、一時は横浜みなとみらい21と肩を並べる未来都市として話題を集めていた。
ライブなども行われていて、何度か足を運んだものだったが、久しぶりに訪れてみて心底驚いた。
未来都市は廃墟になっていたのだ。
一部はまだ機能しているが、ほとんどは機能不全。
あの、華やかなマイカ本牧はどこへ行ったのだろう。
ここにコミュニティFMを作ったら面白いのにと思ったこともあったが、今はそんな酔狂なことを考える人もいないだろう。
しかし、バブルの爪あとは予想以上にひどいものだった。
同行した代理店マンが、結局バスしか足がないのでは発展しないよなあと慨嘆していた。
そうなのかもしれない。