フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

描ききれるか

NHK朝ドラ「つばさ」が果たして今のコミュニティFMの現状を描ききれるかという声を聞きます。
今のビジネスモデルが成功していないのに、ただその中で苦闘している状況を描いても何の解決にもならないではないかというのです。
その答えをドラマ制作側が持っているのなら別ですが。
成功していないビジネスを描くのは、作り手側には重荷ではないかと私も思います。
結局成功しなかったのでコミュニティFMを止めるという結末なら途中に何があっても大丈夫でしょう。
いや、そういう結末の方が、今後のコミュニティFMにはいいかもしれません。
今のままやっていても、何もいいことはないというメッセージに真実を感じるのは私だけではないでしょう。
町のために、放送という現場を通じて努力する様子を描くことは可能です。
町の問題点をコミュニティFMが指摘し、住民と葛藤し、そしてハッピーエンドを描くことも悪いことではありません。
しかし、そこで働く主人公の人件費はどこから得るのでしょうか、又主人公にどれぐらい払うのでしょう。
ボランティアの問題も扱うのでしょうか。
金がない、金がない、という現実をどれだけ番組の中で取り上げるのでしょうか。
実在の話なら納得するコミュニティFM関係者も出てくると思いますが、多分そうはならないような気がします。
私が過度な期待を持たないが注目したいと思うのは、そういう現実があるのをわかっていながら、あえてコミュニティFMを選んだ制作者側の意志に興味がわくからです。
そこにどんなマジックが用意されるか。
ひょっとしたら、とても参考になることがあるかもしれない。
さて、皆さんはどれだけこの朝ドラに期待されるのか、また教えていただきたいと思います。