フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

反応ははあるか?番外の番外

昨日はリスナーの反応を考える上で、参考になるのがラジオショッピングだという趣旨で番外的に書かせていただきました。
ラジオショッピングに関しては既に、2006-6-24から6-30まで「ラジオショッピングは要らない?」と題して、集中的に特集しておりますので、私の考えをお知りになりたい方はお手間でしょうがそちらを覗いてみていただければと思います。
私も局に在籍中の頃は多くの番組を担当させていただきました。
リスナーからの反応には色々と思い出もございます。
ある時、沢田研二さんが番組のゲストに来ていただきました。
そこそこ番宣もしたからでしょうか、1時からの深夜番組だったにもかかわらず、大量のファンの方からお葉書が寄せられました。
ただし、番組制作者からみれば、その葉書の文面はほとんど参考にならないものが多かったです。
ファンの気持は伝わってきても、番組で取り上げるほどのものはほとんどないといいますか。
番組への葉書ではなく、沢田研二さんへのファンレターが放送局に届いたというだけなのかもしれません。
最近、あるラジオ局の制作の方から聞いた話ですが、沢田さんは自分の番組に来た葉書は態々読んだりしないそうです。
読まなくても、書いてあることはわかる、もう見飽きたのではとないかとその方はおっしゃっていました。
すごくわかるような気がしたものでした。
リスナーの反響でびっくりしたことをもう一つ思い出しました。
ある人気番組を担当していたのですが、その時番組のプレゼントとしてミニチュアカーを1台プレゼントすると告知したことがあります。
当時人気の車種で、番組の演出上誇大に言い過ぎたせいでしょうか、ミニチュアカーと言っているにも関わらず本物の車がもらえるのだと勘違いした人が一杯おられて、何千という葉書が押し寄せてきたのです。
「うわあ、えらいこっちゃー、そんな気なかったのにい〜」
私もスタッフも青くなりましたが、番組上はそんなことはおくびにも出さず、それがミニチュアカープレゼント企画だと理解されている葉書だけを集めて(数十枚だったかな)抽選をいたしました。
こんな番組で本物の車プレゼントなんかするわけないのにと私たちは思うのですが、リスナーは放送局なんだからそういうプレゼントもありだと勝手に思われたんでしょうね。
あの時は、表現には気をつけないといけないなと心から反省した次第です。
反応がなくても困りますが、ありすぎても困るということかもしれませんね。
というわけで、今日も一日仕事に忙殺されてしまいました。
また明日。