フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

反応はあるか?・2

私が番組を作り始めた頃は、リスナーからの反応はハガキか封書しかなかった。
最低でも50円のお金を使って、リスナーは私達に反応を送ってきてくれていた。
その後、ファックスが登場し、ビビッドな反応が返ってくるようになり、今では実質的に費用のかからないメールになった。
私も長い間、番組から遠ざかっていたので、メールが無料である以上、さぞかし反応が返ってきているのだろうと思っていた。
だが、現実は違っていた。
私達の頃のハガキの数と、実質的なメールの数はほとんど変わらないというのが実感だ。
メールになって違うのは、大量の組織票というか、いわゆるマルチポスト的メールの存在だ。
こういうのは迷惑メールと一緒。
ほとんど見ることもなくゴミ箱におさまる。
つまり、放送局とリスナーの関係は昔とさほど変わっていないのだ。
私は、これを放送局がわのサボりだと思っている。
メールというかネットをリスナーとのコミュニケーションにまるで使えていない。
可能性はいくらでもあるのに、一部の番組を除いてほとんど活用できていない。
で、もっと考えたらどうですかと現場の責任者に言うのだが、現場は番組を作るので大変だからそこまで強制できないという。
ネットは付け足し、それで儲けることはできないと諦めているようだ。
確かに儲けが出なければ、ネットに力を入れるのは無理かもしれないが、しかし、本当に儲からないか?と思うのだ。
その為のソリューションを考えようかなと思い始めたのが、つい最近。
さて、どうなるか。