フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

JAYWALK

今日、放送局にいるとJAYWALKがゲストに来るという。
へえ〜、久しぶりだなあと思い、スタジオに顔を出しに行く。
そこには、ボーカルの中村耕一さんが昔のままの顔でそこにいて、私の仲間だったマネージャーのK君が昔よりはるかに温和な顔をして私を迎えてくれた。
「うわ、今話をしていたんですよ〜」と耕一さん。
ひょっとしたら、その日は私が放送局にいるかもしれないと言われていたのだとか。
つきあいは30年近くなるかも。
彼らが「何も言えなくて…夏」でブレイクしたのが1992年だったが、最初に会ったのはそれよりも10年以上前だ。
「JUST BECAUSE」が少しヒットした頃で、その当時は神戸の「チキンジョージ」が一番客を集める場所だったかもしれない。
業界の支援者は多かったが、新曲を出してもなかなか売れない。
でも、いつか売れるときも来るよ、何もミリオンセラーを出すだけがアーチストのバロメーターじゃないと元気づけていたものだった。
その時の彼らの夢が、一度でいいからロックの聖地、武道館でライブをやりたいということだった。
苦節10年あまり、ついに彼らはビートルズがかって立った武道館のステージに立った。
よかったね、と私は武道館の上の席から彼らを見守っていた・・・。


昨年、R35(ワーナーミュージック)に「何も言えなくて…夏」が収録されて又注目を浴びるようになった。
とりわけ、フジテレビの朝ワイド「とくダネ!」の「朝のヒットスタジオ」で生演奏し、久しぶりに感動をお茶の間に届けたことは印象的だった。
今回は、3/26発売のシングル「もう一度…」のキャンペーン。
「何も言えなくて・・・夏」のアンサーソングなんだとか。
ヒットしてから16年。
やっと答えを出す余裕ができたのかもしれない。
耕一さんが別れ際に言った。
「一番最初に私をDJに起用したのは貴方だった。大胆というか、勇気のあることだったと思いますよ。私を番組のDJにさせたんですから・・・。」
今もそれほど喋りはうまくない。
でも、耕一さんのしゃべりには心があるし、それは歌にも反映されている。
本当に久しぶりにあったJAYWALK、また静かに売れてくれればいいと心から願っている。


コミュニティFMとは何の関係もない?
いえ、できれば今回のシングル、皆さんの局でとりあげていただければとても嬉しいということで、勝手ですが書かせて頂きました。
明日から、また頑張ってコミュニティFMの話を書かせていただきますのでご容赦ください。