フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

がんばれDJ諸君

コミュニティFMの番組を作っている私の知人のところにいると、4月から番組に出演するという新人タレント君が二人やってきた。
しばらく新番組の構成などについてレクチャーを受けていたが、そのうち自分達がどんな番組をやりたいかを強く主張し始めた。
音楽はこういうジャンル、話題はこういう情報が若い人に受けるはず、話の持っていき方はこうで、それをこういうふうに突っ込んでもらって・・・。
もちろん、未熟な点は多々あるのだが、一生懸命に自分を表現しようとしているスタイルには共感が持てた。
コミュニティFMとはいえ、番組に出る以上どうやれば自分のメッセージを多くのリスナーに聞いてもらえるかに力を傾注するのは当然といえば当然。
やれることは何でもやってみる、それでリスナーがつかめなかったら、その時何が問題だったのかを考え始めることだろう。
私は、相手から聞かれない限り自分の意見は言わないことにしている。
明らかに間違いなことは別にして、失敗することがわかっていても、あえて失敗するのを待つようにしているとでもいうか。
自分の頭で考えられないタレントは今後伸びていくこともないだろう。
名伯楽とは、能力を誰よりも早く発見し、それを伸ばしていく人をさすのだと思う。
まず、能力を値踏みする。
機会を与え、自分もその能力を自覚できるように持っていく。
そのプロセスを経て、本当にそのタレントが能力があるかどうかが見えてくるはずだ。
私は、そういったプロセスの時間をただ待つのも仕事だと思っている。
人はどこで化けるかもわからない。
まもなく4月。
新しい可能性にかけようという若い素材が又ひとり、私たちの世界にやってきている。


明日、日曜日は私事のためお休みにします。また月曜日。