フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

キャンペーン・2

ラジオ媒体こそキャンペーンに相応しいという話をある広告代理店の方にした。
主張したことは、昨日この欄に書いたようなことである。
その人は、確かにおっしゃる通りですねと一応肯定された。
でも、ラジオ局の上層部が理解しているかというと、首を傾げざるをえないですけどねと付け加えて。
ラジオ局の経営陣、根本的な部分で自分達の媒体価値に無自覚ではというのだろう。
言われても気づかないというのも事実かもしれない。
今までの商売のやり方があって、それからあまりにかけ離れすぎるとピンと来なくなるとでもいうか。
キャンペーンの話をすると、「クライアントはどこ?いくらもらえるの?」と即座に聞き返されそうな気もする。
放送したら、必ず金をもらえるものだというのが局の常識のようだ。
で、誰も金をくれなくなって初めて「えらいこっちゃ、どうしたらええの?」と右往左往しはじめる。
自分達の商品価値をどれだけ認識しているのか、100万円のものは100万円でしか売らないなんて、大名商売がいつまで通じると思っているのだろう。
過去の常識にこだわっている業界人には、キャンペーンの効用を説得するのは難しいかもしれない。
とにかく自分達の商品がどうやれば金に換わるのか、一度原点に戻って考え直すべきだとつくづく思うのだ。
コミュニティFMも又同じかもしれない。
自分達の放送を金に換えるにはどうしたらいいのか。
放送していたら、勝手に金が入ってくるというのはもはや論外である。
放送を金に換えようと思ったら、自分達の放送がどれだけリスナーの購買行動に影響を及ぼせるかだろう。
それを証明できる資料があれば、放送に対して金を出してくれるクライアントも出てくるはず。
要は、それを証明できないから、クライアントがつかないのではないだろうか。
証明する一つの戦略がキャンペーン戦略ではないかと私は思うのだが、皆さんの意見はどうだろう。
この話は、明日も続けるつもりだ。