フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

キャンペーン

最近、ラジオを使ったキャンペーンが増え始めているような気がする。
エコ・キャンペーンとか、飲酒撲滅キャンペーンとか、HIV予防キャンペーンとか。
あまり偽善的なキャンペーンは興ざめだが、確かにやらないよりやった方がいいに決っているキャンペーンも多い。
ラジオは災害に強いというキャンペーンなど、コミュニティFMはもっとやればいいと思う。
いわゆるスポットキャンペーンなどを集中的にやれば、それだけで媒体として認知される確率も高くなるのではと思う。
ラジオは、キャンペーンに有効なメディアである、最近そう思うようになってきた。
問題は、それが自己満足にならないこと。
目的をはっきりさせるとともに、いかにアチーブさせるかの戦略も必要になってくるだろう。
ただやるだけなら、人の心に響かない。
必然性のあるメッセージを、必ずリスナーの心に届けるのだという信念もいるだろう。
上が言うからやっている、誰それが勝手にやっていることだから私は知らないというようなキャンペーンならやらない方がましかもしれない。
JFN系が長くやっているアースコンシャスというのは、厳しいことを言うようだが、何をしたいのかイマイチよくわからない。
エコなのか、温暖化防止なのか、それとも環境美化キャンペーンなのか。
単純に飲酒運転撲滅キャンペーンとか、HIVキャンペーンとか、献血キャンペーンとか、そのキャンペーンによって効果が数量化されるようなものが一番わかりやすいように思う。
それで言うなら、今話題の年金キャンペーンとか、道路特定財源一般財源化キャンペーンとか、政府や自治体の無駄遣い撲滅キャンペーンとか、若者はもっと政治に参加しようキャンペーンとか、選挙へ行こうキャンペーンとかがよさそうである。
キャンペーンを通じて、ラジオ局がどう社会にコミットしていこうとしているのが理解できるとでもいうか。
電車の中では、携帯電話をやめようキャンペーンとか、ヘッドホンで音楽を聴くときは絶対に音漏れさせないようにしようキャンペーンとか、とにかくこれでもかこれでもかぐらいにやってみてほしいと思うのだ。
いわゆる迷惑行為撲滅キャンペーンである。
テレビにそれを求めるつもりはない。
ラジオこそ、われわれの味方だというイメージを作ってみてはどうだろう。
皆さんのご意見など、ぜひお伺いしたいものだ。