フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

雑感

昨年のレーティングの結果が出ている。
私の番組は何の対策もしなかったが、数字的には前とほとんど変らず。
男性の数字はとれているのだが、女性は今回もさっぱり。
番組は昨年の9月スタートなので、新しもの好きの男性は食い付いてくれるのだが、簡単には習慣を変えない女性を取り込むのはやはり難しいと実感している。


編成の聴取率担当と少し話をしたのだが、話題は専らどの時間帯、どの層で1位だったかということ。
全体で1位になれなかったとしても、どこかの層、どこかの時間では1位になっているはず。
それをとにかく引きずり出して、いかに自分の局が聞かれているかをクライアントにアピールするかが勝負なのだとか。
何とかという番組、全局トップ、ドライバー層シェア1位、f1層、今年も午後帯でダントツ1位。
どの局もうちが1位と主張しているというか、ほんと、みなさん色々考えるものである。
こういうのを「目くらまし」というのかもしれない。
しょせん、1%とか2%の話なのに。


サントリーサウンド・マーケット」という番組が昔あった。
書類を整理していると、その時の出演者だった西田珠美さんの話のメモがあった。
しっかりとした考え方を持っておられた方で、現場に強い要望を出されていた。
それによると、「ディレクターは、はっきりした意思表示をしてほしい。そうしないとタレントはどうしていいかわからない」のだと話されている。
「番組は、ディレクターの熱意、愛情、いい意味でのプライドで決まる。それがあるからタレントも自分をその番組に全力投球できるのだ。何かをせよというだけでなく、何故それをするのかの説得に力を入れてもらいたい。好きなようにしてくださいというような、タレントにまかっせきりの番組は論外・・」などとも言われていた。
私の感想も書きとめてある。
「なかなか、ええこという・・」と。
作り手側の熱意が出演者の声になって、リスナーをひきつけるのだろう。
心しないといけないことだ。