フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

”AVANTI”とホイチョイ・プロダクションズ

Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"をマガジン感覚で作った番組と私は指摘した。
Wikipediaを見ると、番組企画はホイチョイ・プロダクションズと書いてあった。
気まぐれコンセプト」(「ビッグコミック・スピリッツ)連載)や、私がこの欄でよく持ち出す映画「波の数だけ抱きしめて」の制作プロダクションである。
気まぐれコンセプト」は1981年から連載されているというから、すでに26年経っている。
ビッグ・コミック・スピリッツは、元々月刊で「軽井沢シンドローム(作・たがみよしひさ)」が好きだったので、いつも買っていた。
発刊後、しばらくして始まったのが「気まぐれコンセプト」。
広告業界やテレビ業界の話を正面から取り上げていたので、毎回興味を持って読んでいた。
楽屋落ちの面も強かったが、その分業界人が争って読んでいたような記憶がある。
業界モノを制作するセンスがあるとでもいうのだろうか、一般的にはそれほど知られた名前ではないが、私のようなものにはリスペクトの対象とでも言うべきホイチョイ・プロダクションズなのである。
確かにあれだけの仕事をこなしてきたのだから、 "AVANTI"ぐらいの質の番組はそれほど難しくはないのだろうと思う次第である。
一言でいって、「ローマは一日にしてならず」なのだ。
何かの積み重ねがあってSuntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"があるのだ。
たいした実績もないのに、ジェットストリームや "AVANTI"を作ろうとしても、中味の空疎な番組になるのは目に見えている。
コメントで皆さんが指摘されていたように、自分でもできるのではと思ってやってみても失敗するのが落ちなのだろう。
面白い番組を作ろうとしたら、それ以上の努力と実績が必要なのだ。
単なるマネだけでは、リスナーはついてこないというのが、ラジオの現実なんだと私は思う。・