フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

サントリー・サタデー・ウェイティング・バー“アヴァンティ”

Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"の評判がいいので、私も少し触れてみたいと思います。
おわかりだと思いますが、サントリー提供の番組は昔から制作費を相当かけているようです。
なにしろ、少し前まで月〜金帯で「サントリーサウンドマーケット」(55分ベルト番組)という贅沢な番組がありましたし、その前は同じ時間帯で「ライブフロムボトムライン」というNYのライブハウス「ボトムライン」での演奏をそのまま収録して流す番組もありました。
昔は、サントリーの提供番組って複数あって、矢島正明さん(「スタートレック」のカーク船長の声優)による「ミュージック・スコープ」なども印象深かったです。
他にも「サントリーホワイトビートイン」という収録番組もありました。
サントリー・オールドの「♪ダンダン、ドゥダン、シュビダダン〜」というメロディが、耳に残るようになったのはこれらのFMの番組ゆえだったのではと思います。
サントリーは、かってはFM放送に自社のイメージングを託しておられたのですが、最近はFMにそれほどの重きを置かれていないという感じでしょうか。
さて、Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"ですが、この番組は私がミュージックバードに出向していた時に始まった番組でした。
こういうトーク優先の番組は、トークは3分以上流してはいけないという不文律を抱えていたFMにとって一つの画期だったと思います。
とにかく、この頃までFMは音楽中心、トークは刺身のつまという認識が強かったので、トークが優先する番組というのは数少なかったと思うわけです。
私の経験を言いますと、朝のワイド番組で毎日ゲストを入れ、トークの部分を加味した構成にしたことがありました。
番組はそこそこ聴取率もよく、営業の数字も年々よくなっていったのですが、当時の役員から「これはFMではない。もっと音楽中心にしろ。」というクレームが入り、元のDJ番組に戻ったということがあったのです。
今や、FMといえど、トーク花盛り。
あの時のクレームは何だったのだろうと懐かしく思い出すこともあります。
話がそれてしまいました。
私はSuntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"が流れる時間は、たいてい車に乗っていて、毎週欠かさず聞いていた記憶があります。
場の設定や、バーテンのジェイクのしゃべりなどは、ちょっと鬱陶しいなあと思ったりしたのですが、出演者の顔ぶれ、トークの内容などは、マガジン感覚で聞けて面白いなあ、構成も演出もセンスあるなあと毎回感心していたものでした。
この話、もう少し続けたいので、また明日書きます。