フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

木を見て森が見えない

「木を見て森を見ず」なんて諺がありますが、今の私の心境は「木を見て森が見えない」という気分でしょうか。
やはり、現場に入り込むと全体が見えにくくなりますね。
今のラジオ業界がどの方向に向いているのかとか、デジタルラジオの現状はどうなっているのとか、J-WAVEのインターネットの現状は?OTTAVAの現状は?などのマクロな情報が入りにくくなるようです。
木を見ながら、森を意識することはできますが、森を把握するまではとてもできないというのが実情ではないでしょうか。
コミュニティFMの現場の方も同じではないかと思うのです。
日々の番組を制作したり管理したりしている間に、時間がどんどん過ぎていく。
コミュニティFMがトータルとしてどんな位置付けにあるのか、これからどんな戦略を考えれば、今の停滞気味の状況を打開できるのか、そんなことを腰をすえて考える時間などまるでないと言う方もおられるでしょう。
いい番組を作ろうとすればするほど、マクロがおろそかになる。
私のことを言いますと、とにかく番組の中味を考えたり、構成を考えたり、取材先と情報交換したり、新しい情報を下さる方と酒を飲んだりするだけで私の放送のために使える時間がどんどん消費されるのです。
このブログを埋めようと思っても、前ほど考える時間がないし、アイデアを生み出すパワーを違うジャンルに使わざるをえないので、すこしスカスカ気味になってしまいます。
放送業界に仮復帰というのも、そろそろ終わりにした方がいいかもしれません。
復帰して、「木は見えるが、森が見えない」ような環境では、とてもじゃないがドラスティックに変化するITの時代についていけないのではと危惧するからです。
50歳をすぎると、ハイテンションを長く続けることも難しくなっています。
どちらかをやめるべき、なんてことを言ってくれる人もおられますが・・。(ただし、その人は放送の現場を続けろという意見ですが)


今日は、大阪のFM局が広告会社向けにパーティを催すそうで、おまえも来いと熱心に誘っていただいているので今から行ってきます。
色んな方と情報交換できればと思っているので、興味深い話が聞ければ、この欄で明日紹介します。