フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

私の立場

少し前のショコラさんのコメントに、「自分はいいが、後輩に何も残せないのでは」という危惧が書かれていました。
私も同じ気持ちでいます。
最近でこそ、放送の世界に少しだけ舞い戻っていますが、業界への帰属意識はあまり持っておりません。
納得できなくなれば、去るだけです。
アナログラジオがダメになろうと、デジタルラジオがどうなろうと私の問題ではないというのが本音です。
コミュニティFMを何とかしないといけないと思う理由もありません。
それで生活しているわけでもないし、その場で成果をあげたいという欲求も持っていません。
もはや、放送の世界での自己実現欲求などほとんどないような気がします。
ただ、そうは言っても、気になるのはかっての部下や後輩たちのことです。
あるいは、夢をもってこの世界に入ってきた若い人たちや、毎日真摯に仕事にとりくんでいる善意の人たちです。
ひょっとしたら、私にはまだ使命が残っているのではないか、そんな気持ちはずっと持ちつづけています。
ビジネスという意識ではない、きわめてボランティア意識に近いものです。
他の人ができそうにないのなら、私がやるしかないかもしれないという気持ちでしょうか。
でも、実際に放送局で働いている、かっての同僚や先輩たちからこういわれたのが今もひどくこたえています。
「ここには、おまえの場所はないからな。おまえはもう終った存在なのだ。」
口出すのが迷惑だ、会社に顔出すのが迷惑だと言わんばかりという印象でした。
だからと言っては何ですが、もはや私は第三者であろうと思ったわけです。
当事者でもなければ、それをアドバイスしたり、指導したりする立場にもなるまいと決めたのです。
「自分はいいが、後輩に何も残せない、それでいいのか。」
悩ましい問題ですが、考えないことにしました。
下手に口出ししたところで、迷惑がられるだけと思いました。
ところが、ひょんなことから本格的に番組制作に取り組まなければならない事態が起きてしまいました。
で、ここ何ヶ月か、真剣に放送と取り組んでいるわけなのですが、そうなると後輩や業界に入ってきた若い人たちなんか知るかとは言えなくなっています。
三者としてコミュニティFMに携わる人たちへエールを贈るというのが、このブログの趣旨でした。
正直、それだけではすまなくって来ているというのが、今の私の状態です。
悩ましい問題が、具体的な形になって目の前に現れてきています。
さて、これから私はどうしたらいいのか、迷いつつ今日もこの欄を埋めています。