フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

個人的には

私がアシスタントに採用する人は、気配りのできる人でしょうね。
自分を主張するのを優先するのでなく、空白になりそうなところを率先して埋めていくタイプがいいと思っています。
気づいたことは、どんどん動いて実践する。
露出される部分にばかり目が行くのではなく、陰にまわって不足していくものを満たしていくタイプと言い換えられるかもしれません。
大体、原稿を読めたり、滑舌ができたり、発声が安定しているというのは喋りを職業にするものにとっては当り前のことです。
その上に何ができるかで、職業としての喋り手になれるかなれないかが判断できるはずなのですが。
コミュニティFMで土台を作って、金のかせげる喋り手になるというのも一つの成長過程と言えるかもしれません。
同じことは他の世界でも言えますよね。
歌がうまくなければ歌手にはなれないはずだし、ギターがうまく弾けなければギタリストになれるはずもありません。
リスナーに共感してもらえないような喋りをしていて、プロの喋り手になれると思うほうが間違っています。
コミュニティFMなら、これぐらいの喋りでいいかなんて発想はリスナー軽視以外の何ものでもありません。
プロのマインドを持った人が、結局はリスナーに受け入れられるのです。
self-disciplineという英語の表現があります。
自律とか自己鍛錬と訳されていますが、結局、目的意識をもって日々自分を向上させていくということに尽きると思います。
これくらいでいいだろうと思ってしまえば、成長はそれで終わりです。
日々成長する気持がなければプロとして生きていくことはできません。
成長が止まれば引退。
それがプロの世界なのです。
世阿弥の「風姿花伝」にも、そんな話が書かれていたのを思い出したのですが、どんな内容だったかまでは忘れました。
そういえば、「風姿花伝」には、「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」なんてのもありましたね。
だとすると、私がこんなことを嬉しがって書くのも、野暮というものかもしれません。
反省・・・。