フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ハスキー・3

書き忘れていましたが、小林克也さんから学んだことの続きです。
取材した音源の編集の仕方だったと思いますが、ある人のしゃべりに次の人のしゃべりをぶつけると自然とスピード感が生まれると言うのです。
アメリカのテレビのニュース物を見ているとわかると思いますが、言葉と言葉がどんどん続いていくという感じで、変な間をとらないのが普通なのだそうです。
日本はある意味「間の文化」なので、どうしても人と人の喋りの間に少し時間をとるというのが普通なのですが、それだとどうしても「止まってしまう」感じがあるのも事実かもしれません。
喋りの語尾に次の喋りの頭をぶつけて編集すれば、そこそこのスピード感が生まれてくるものだ、音楽関係の番組だったら、こういうやり方を一度やってみるのもいいのではと示唆されたわけです。
シームレスなしゃべりと言うのは、確かに別の効果を生んだりするものです。
コミュニティFMだと地域の取材ものって多いと思うので、皆さんもだまされたと思ってやってみたらどうですか。
だまされたと思われたとしても、だましたのは決して私ではありません、小林克也さんなのですから。
ところで、昨日ある放送関係者と話をしていたのですが、今アシスタントやっている女性がどうも気に入らないといわれるのです。
音楽もよく知っているし、ニュース原稿を読むのもうまい。
というか、原稿になっているものを処理するだけなら問題ないのですが、アシスタントとしては不満なのだとか。
何が不満か。
相手の話に対する反応の仕方が遅いし、対応する言葉も陳腐、それだったら原稿を読むのは下手でもいいから、もっとキャピキャピと声を上げる素人のほうがまだまし、なのだそうです。
空気を読む能力も必要でしょうし、瞬間的な判断力も必要かもしれませんね。
そういえば、グラビア・アイドルの事務所は、とにかく放送に出る時は、声を出せ、相手にすぐ反応しろ、自分のリアクションのパターンを持てと口をすっぱくして言われているみたいです。
うまいしゃべりなんかいらない、その場にあったしゃべり、自分にあったしゃべりを考えろというのですが、顔と身体だけで写真集デビューをしただけの女の子にはハードルは高そうですね。
グラビア・アイドルって、本当に大変なんですよ、皆さん。