フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

苦しい経営?

私のアンテナにエントリーさせてもらっている「お笑いマスメディア論」の本日欄で、広島のコミュニティFMが閉局というニュースがのせられている。
中国新聞にあった記事の紹介があるのだが、頭で「広島市佐伯区のコミュニティーFM放送局『FMななみ』が12月1日から放送を休止することが12日、分かった。」とある。
最後の理由のところでは、「関係者によると、広告収入などが伸びず苦しい経営が続いているという」と伝えている。
新局が今年もいくつか生まれている中、こういった閉局の情報も少しずつ寄せられ始めている。
耳にたこかもしれないが、「コミュニティFMは商業放送としては成立しにくい」という事実はなかなか覆せないようである。
経営が何とかうまく行っている局は、何らかの補助金自治体や親会社などから出ているとか、放送以外の別の収益があるとか、オーナーが篤志家で、採算を度外視しても大丈夫なコミュニティFMというところではないか。
普通にやれば、どの局だって「苦しい」のだ。
だから、常勤の人に払える給与をできる限り抑え、喋り手は安いギャラで我慢してもらっているか、ボランティア、役員は無報酬、事務所内は節約、節約の毎日ということになる。
そうしたいんですが、お金がないんです。
私の意見を聞きに来られた方が、そういってため息をつかれたことなど数限りない。
新規投資にまわす金がない事業に、果たして未来はあるのだろうかといつも思う。
そんな無理、いつまでも続けられるわけないでしょう、と心から思うのだ。
前に書いたradiostarは、どうもうまく行っていないのか、その後の情報があまりない。
番組ファイルの交換システムをSNSに頼っただけでは、コミュニティFMのニーズに対応できないのは皆さんがご指摘されているとおりである。
私自身がソリューションを持っているわけでもないので、えらそうなことは言えないが、そろそろ内部の方から根本的な提案が聞かれてもいいような気がする。
それとも、そんなイノベータ―の方は、もはやコミュニティFMに匙を投げておられるのだろうか。