フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオ番組を作る・3

最近、FM番組を制作していると書いたが、実は少し出演もしている。
演出上、ここに一人の受け手がほしいと思ったが、そんな金もないので自分で出演することにした。
制作者としては、番組を構成する上で色んな役割をする人が必要になってくる。
ロール・プレイングというのは、昨今ゲームの世界でよく使われるようになったが、ラジオ番組を制作する上でのキーワードでもあると私は思っている。
あるコミュニティFMの責任者の方は、FMの番組は一人喋りが基本だということを主張されていた。
だから、私は絶対二人喋りを許さないというようなニュアンスも感じられた。
コミュニティFMにありがちな、二人以上の友達喋りに嫌悪感を覚えておられたのかもしれない。
仲間内のひとりよがりな喋り方は、確かにラジオ放送としてはバランスを欠くものがありそうだ。
ロール・プレイングという概念が少しでもあれば、仲間内の私的なしゃべりにはなかなかならないのだが、端からそんな意識がないのなら問題かもしれないなと思わないでもない。
早い話、私にとっては喋り手がひとりであろうと、ふたりであろうと、大勢であろうと、そこに意味ある世界が形作られるならどうでもいいことだ。
要はバランス。
一人喋りしか認めないといってしまえば、番組の可能性を相当狭めてしまうのではと私なら危惧するだろう。
さて、私が出演しているという話。
後で番組を聞きなおすと、すこぶる問題点が多いのに気づく。
何とか合格点は与えられるかもしれないが、もっと要点をまとめて、スパスパ言えんのかと自分で思ってしまう。
一番だめなのは、接続語。
あ〜とか、え〜とか、無意味な繰り返しはさすがに少ないが、「あのう〜」という言葉を言い過ぎる。
その言葉はいらんだろう。
話を考えるときに、不自然に空く間を埋めようと無意識に言ってしまうのだろうが、「無意識に不要な言葉を発する」のは、訓練で矯正しないといけないことだ。
変な喋りのリズムも自覚していないといけないし、自信のないときに、言葉が少し上ずるのも早急に改善しないといけない。
とにかく、皆さんが不快に感じるような癖は何が何でも直す、それが今の私の課題である。
確かにこんなことまで考えているとストレスが溜まるのは仕方がないようだ。