フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ハイブリッド放送

昨日、総務省の「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」の第3回会合が開かれたという記事があった。
http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/genreid=107/articleid=233483/
その中で、JFN系以外のFM局が作ったデジタル放送研究会のプレゼンがあったという。
<「テレビのように、アナログラジオを短期間でデジタルに移行するには、放送局も消費者もコスト的にとても困難である」という観点から「現行のFM放送の周波数帯域幅200kHzを400kHzに拡大して、アナログFM放送にデジタルの信号を加えて放送する『ハイブリッドラジオ放送』の導入が理想」という意見が表明された。>らしい。
このハイブリッドラジオ、すでにアメリカではHDラジオ放送として実用化されているということだ。
早い話、アナログ放送をそのままにして、デジタル放送を重畳しようというのである。
詳しいことは、総務省に提出された以下の提案書をごらんいただきたい。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/mobile_media/pdf/071009_2_sa-2-04.pdf
私のスタッフの意見では、TFMなどが提唱しているデジタルラジオより、ずっと現実的なやり方のようだ。
3セグ放送も、動画つきラジオもユーザーは望んではいない、今回のHDラジオなら、まあ抵抗もなく受け入れられるのではということだろう。
周波数帯も今のFMの帯域といわゆるVHF−LOWが活用できるという。
何だ、昨年総務省がラジオ業界に打診していた帯域ではないか。
何か、一部の官僚とのできレースではないのかと疑いたくもなるが、個人的にもTFMの言うデジタルラジオよりニーズがありそうな気もする。
そうなったら、auピクセルもやってられないだろうな。
ということで、新しいデジタルラジオ情報として紹介させていただく。