ラジオCMを作ろう・５

昔、広告代理店にいた友人のCRが作った告知を思い出した。
ディープ・パープル来日公演の告知20秒である。


（男）それは、ハイウェイ・スターで始まった！
（Ｍ：「ハイウェイ・スター／ディープ・パープル」ＣＩ〜ＢＧ）


（男）伝説のハード・ロックグループ、ディープ・パープル！


（男）あのディープ・パープル大阪公演は9月9日、10日　フェスティバルホール！
　　　チケットは、ウド―音楽事務所で絶賛発売中！


なかなか、「ハイウェイスター」のサビを効果的に使った秀逸のラジオスポットだった。
ファンの方に対して、今さらディープ・パープルの名前を連呼することはない、曲がアテンションになるわけだから、後は正確な事実を語ればいいだけだ。
ただ、アーチストのCMは事実だけを並べるだけでは能がない気もする。
修飾語というか、アーチストにピリッとしたスパイスを加える作業がほしい。
この場合は、「それはハイウェイスターで始まった！」というフレーズである。
え?何がハイウェイスターで始まったの？
ああ、ディープ・パープルが来日するのか〜、へ〜久しぶりだなあ〜
ラジオCMだけの問題ではないが、事実とスパイスのバランスが訴求力を生み出すことは確かなようである。
ま、音楽アーチストのスポットは作るのは比較的たやすいかもしれない。
音楽がある程度を語ってくれるからだ。
コミュニティFMの皆さんも、そういうアーチスト・スポットを作って流してみるというのもいいかもしれないですね。