フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

営業活動

頼まれて、ラジオの営業活動を行っている。
今日もあるクライアントを訪れて挨拶。
あることないこと言って、少しは興味をもってもらった。
しかし、ほとんどのクライアントから「テレビ、新聞、雑誌、インターネットはわかるのですが、ラジオはどう使っていいのかわからない。」などと言われると、一体ラジオ業界はどんなプレゼンをしてきたのだと脱力してしまう。
広汎な啓蒙活動の不足、それを痛感するのだ。
こんなに営業活動するのは、20年ぶりだろうか。
せめて100万単位の話をしたいのだが、ラジオとなるとほとんどが10万単位。
コツコツと街の商店から浄財を集める感覚でやらないと、ラジオのビジネスは成り立たないということを再認識している。
しかし、広域のラジオが10万単位の話(下手をすると5万円単位)でクライアントにプロモートされたら、コミュニティFMはますます売上が伸びないだろう。
自分で広域ラジオを売りながらこんなことを言うのも何だが、ラジオの世界はもはや新たに参入するほど商売的に魅力はないような気がする。
大都市圏のラジオ局がスポットを1万円で売るようになったら、コミュニティFMの立場は多分ないのではないか。
などと言いつつ、10月に入って落穂ひろいの毎日。
目標、300万円などと宣言して、代理店に行ったり、クライアントに顔を出したり。
しかし、何のためにこんなことをしているのだろう。
自分が関与している番組を維持するのが至上命題ではあるのだが、私的には、こんな効率の悪い商売なんてやっている場合ではないような気がする。
ラジオなんて、もはや斜陽産業かもしれない。
安酒をあおりながら、少しやけ気味になっている今の私である。