フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ウッドコーン・スピーカー

CEATECでは、あまり見るべきものがなかったと書きましたが、しいてあげるなら「ウッドコーン・スピ―カー」でしょうか。
スピーカーの振動板の部分をウッド(木)で作っているのです。
何ともやわらかい音が流れてきます。
横浜のAVフェスタでも出品されていたのですが、集中して聞いたのはこの時が初めて。
他に興味のわくものがなかったので、時間つぶしに聞いていたというのが真相ですが。
FM放送というのは、昨日も書きましたが、オーディオ機器と強い親和性で結ばれていた時代がありました。
FM雑誌、特に「FMfan」なんか、オーディオの広告だらけ。
FMリスナー=FM雑誌購読者=オーディオ関連商品消費者という関係が成立していたのだと思います。
AVフェスタでも強く感じたのですが、客のほとんどが男性で、どちらかというと年配の方かいわゆるオタク族。
かってのFM番組への郷愁を語っておられた方もおられたようです。
「ゴールデン・ライブステージ」とか、「TDKオリジナル・コンサート」など、ライブをそのままオンエアする番組なんて数限りなくありました。
今は、どこで買ったらいいのかわからなくなったレコード針のメーカーが提供する「ナガオカ・ワールドミュージック小林克也出演)」なんてのもありました。
アナログの音とか、ウッドコーンが作り出すウッドサウンドとか、FM放送にもう一度興味をもってもらう、そういう材料もあるのにと思ってしまいます。
とはいえ、このイメージはJ−WAVEとかFM802にはそぐわないかもしれません。
クラシックやジャズやポップスのライブを流すメディアというイメージは、この2つの局からは感じられませんからね。
JFNなんか、もう一度このイメージをアピールするのもいいのではないでしょうか。
あんなに、真空管を使ったスピーカーシステムやオーディオ・システムに客が集まっているのですから。
FMはラジオではない、FMなのだ。
このメッセージ、今も説得力があるかもしれませんよ。
コミュニティFMで、主張してみてもいいかもしれません。
一緒に考えてみませんか。