フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオを形に

CEATECでも思ったことなのですが、テレビの展示というのは本当に華やかです。
LEDを使った液晶テレビにより、さらに色が鮮やかになり、モニターもよりパネル化するとの説明。
電気代も半分になりますなどと言われると、触手も動くというものです。
記憶媒体としてのHD DVDとブルーレイの戦いも、何となくHD DVDの判定勝ちかな?とか、色々とテレビに関する話題も多かったというのが私の印象でした。
携帯電話のコーナーも、デザインと映像処理がやはり主だったような気がします。
「見せる」ということにこだわっているといいますか、多分今の商品選択のキーは視覚なのでしょう。
対するラジオ、見せる要素が何もありません。
FM華やかなりし頃は、オーディオコンポの展示に必ずラジオ(FM)が重要な要素としてありました。
FMはAMよりもハイブラウ、ハイセンス、生活を演出するツールという見せ方だったと思います。
エフエム東京が、当時FMはラジオではない、ラジオという言葉を使わないでほしいという主張をされていたことを思い出します。
今や、FMもAMもラジオの枠の中に仲良くおさまっています。
どちらがどうということもなく、デジタルラジオという新しいラジオの形を模索されています。
しかし、デジタルラジオを云々する前に、今のアナログラジオを何とかしないといけないのではありませんか。
いつかは、アナログの電波を返上することも考えているという意志表示がTFMからありました。
もはや、新しいアナログラジオの形を再構築しようという意志はもたれないのでしょうか。
ラジオに華やかな衣装をまとわせることをお考えにならないのでしょうか。
何もしなければ、衰退するだけです。
オルタナティブは次々に用意され始めています。
ラジオ業界は一体この事態を座して待つのみなのでしょうか。
コミュニティFMが全国に展開され、すでに200局を越えました。
しかし、コミュニティFMの形は、地域で散発的にしか見えてきません。
200局ぐらいでは、ボリュームが足りなのかもしれません。
1局1局のパワーが不足しているのかもしれません。
でも、見せる努力はもっとあってもいいのではないでしょうか。
sparkさんもご指摘の通り、JCBAのサイトは更新もされないままになっています。
見せる機会はあっても、見せる努力をしない。
ラジオ業界すべてが、考え直すべきことではないでしょうか。