フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

CEATECに行く

幕張メッセで開催中のCEATECに顔を出してきました。
この欄でCEATECの感想を書くのは2004年からで、その後毎年CEATECに行ってリポートしているわけです。
今年は、会場も少し広くなり、訪れた方も増えている印象をもちました。
IT関連では、景気は持ち直していると言われていますが、それの表れなのかもしれません。
ただ、展示そのものはあまり見るべきものがありませんでした。
私の感想は、デジタル技術のファースト・ステージは飽和のプロセスに入ったのではということです。
目新しいものは何もない、展示してあるものは既に技術的には確立されたものばかりなのではと思いました。
試作品段階の展示はあまり見られず、付加価値を加味したいつでも市場に出せる商品が並んでいるという印象でしょうか。
ひとことでいうと、驚きがない、何だろうこれはという探究心が働かないのです。
説明員に問いかけている人の発言で目立ったのが、「で、これは前のとどう違うのですか?」ということでした。
違うと言えば違うかもしれないけど、印象としてはたいして変わっていないという点では私も同意見。
デジタル技術のファースト・ステージは終わり、来年はセカンド・ステージの展示をぜひお願いしたいと思ったわけです。
さて、すでに放送業界紙などでは取り上げられていましたが、今年もDRP(デジタルラジオ推進協会)の出展もあり、デジタルラジオのアピールがなされていましたが、正直サプライズがありませんでした。
CEATECに来られるような方は、すでにデジタルラジオを知っていると思います。
初心者に一から説明するような展示はもう要らないでしょう。
一般の人に知らしめたいと思うのなら、町の公民館でやった方がいいのではないでしょうか。
TFMのサテライト・ブースも何だかよくわからず。
弱電波を使った3セグ放送をアピールするのはいいのですが、それをどうしようというのでしょう。
せっかく、ラジオ局で唯一CEATECに出展しているのですから、もうちょっと興味を持たせるようなコンテンツにしてほしかったですね。
今年はワンセグも、デジタルラジオもあまり目立たないCEATECでした。
来年は、さてどうなるでしょう。
そういえば、例年行われていたWPC EXPOは今年はないんですね。
ちょっと寂しい気がします。