フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

忙しい人

昨日の私的補足ですが、「忙しい忙しい」という人は、多分それで自分に防波堤を作っているんだと思いますよ。
本当に忙しいかどうか、一番わかっているのは自分です。
「忙しい」と態々いうのは、その言葉の効用を自覚しているからでしょう。
昔かたぎの人は、概して「ヒマにしている」のが嫌いなようです。
「仕事は探してでもする」というのが奉公人の鑑などということもよく聞きました。
誰かと世間話をしていても、手だけは動いて仕事をしているという人もいました。
このあたりから「忙しい人=善」という価値感が形成されてきたのかもしれません。
「ヒマにしている人=サボっている人=悪」という考え方をする人もいるようです。
これも私の勝手な解釈ですが、忙しいことで自分を守る人は、多分受身的に仕事をしている人ではないかと思います。
先ほど書いた「奉公人」的立場の人です。
逆に、人を使う立場の人、いわゆる能動的立場にある人は、あまり「忙しい」という言葉を使う必要がないのかもしれません。
それよりも、自分には時間的余裕も精神的余裕もある=泰然自若としている方が、その人の価値も高まるような気がします。
「忙しい」で身を守る人は、早くそんな言葉で防御しなくてもいい立場にならないといけない、なんて言うのは余計なお世話かもしれませんが。
私自身は、「忙しい」のはあまり好きではありません。
心の一部が死んでいるような気がするからです。
一日中、仕事に追いまくられた日は、本当にあっという間に時間が過ぎ、ただ疲れだけが残ります。
最悪なのは、一ヶ月間ずっとイベントがあって、ほとんど現場にへばりつかないといけない時でしょうか。
とにかく、新しいことなど一切できません。
何か、面白そうな仕事を振られても、じゃあ、このイベントが終ってからゆっくり話をしましょうと言わざるをえなくなります。
その間に、相手が別の人に話を振って、それが通ったりすると残念といいますか、悔しいといいますか。
他に何も入らないぐらい忙しいのは嫌いです。
といって、何もすることがなくて、途方にくれるのも勿論いやですが。
コミュニティFMの皆さんは、どうですか、やはり忙しいですか?