フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオはやばい?・2

私がFM局の営業マンをやっていた頃は、いわゆる空き枠(スポンサーがついてない番組枠)など、早朝や深夜にあるだけでした。
PT枠(スポットのみを放送する枠)も、時期によっては満口でスポンサーからの引き合いがあってもお断りするしかなかったという経験もありました。
今では、もはや夢のまた夢のようです。
先日も、編成担当者に「こういう番組を考えたいんだけど、枠ある?」と聞いたところ、「好きなところ持っていってください。いくらでも空いてますから。」との返事。
そう言い方をされると、かえって戸惑ってしまう私でした。
逆に考えれば、ある程度参加してくれそうなクライアントさえいれば、私の企画は通し放題ということかもしれません。
要は私のやる気次第ということになりますが、今更ラジオ業界を自分の力で活性化させようという野心もあまりない私ですから、さてどうしようと少し迷っているところでもあります。
もう少し若ければねえ、と思わないでもないですが、若いときにはあまり私に対するニーズもなかったような気もしますし、世の中、なかなか思うようにはいかないわけですね。
若い人には、まだまだラジオって可能性あるように思うんですが、当事者の方はどう思っておられるのでしょう。
コミュニティFMだって、やりようによっては面白い番組が作れるように思えるのですが、具体的な番組名を聞く機会はほとんどありません。
何とかという番組は面白いですから、一度聞いてくださいという声もたまには聞かせてほしいなと思っております。
この欄でよければ、いくらでも宣伝させてもらいますから。
ラジオは確かにやばい状況であることは確かですが、それでも絶望するほどではないというのが私の意見です。
ラジオは、多分まだまだ面白くなるはず。
そう思わないと、あまりにもさびしいという個人的な気持ちもあるのは否定できませんが。